子育て 防犯のすすめ(3)

▼子どもを狙った犯罪
▽合言葉は「いかのおすし」
犯罪者は、子どもだけになる瞬間を狙っています。子どもが犯罪被害に遭わないためには、周囲の大人の見守りだけでなく、子ども自身が防犯意識を持つことも大切になってきます。家庭内で、繰り返し防犯に対して話し合う機会を作りましょう。合言葉は「いかのおすし」です。

『いか』ない…知らない人にはついて行かない
『の』らない…声をかけられても車には乗らない
『お』おごえでさけぶ…少しでも「嫌だな」「怖いな」と思ったら大声で叫ぼう・防犯ブザーを鳴らそう
『す』ぐにげる…お店や大人がいるところまですぐに逃げよう
『し』らせる…「怖いな」と思ったことは周囲の大人に話そう

「日常の中で防犯の目を光らせて子どもを守りましょう」
員弁地区生活安全協会 事務局長 阿部基之さん
安心安全なまちづくりのため、防犯の啓発活動を行っている員弁地区生活安全協会。毎年、新小学1年生へ防犯ブザー、新中学1年生へ自転車のワイヤーロックを寄贈しています。事務局長の阿部さんに話を聞きました。「子どもが一人で遊んでいたら声を掛けるなどして、家庭と地域で協力し、子どもを犯罪者から守りましょう。子どもの下校時に犬の散歩をしたり、仕事帰りに近所に目を配ったりして、日常生活の中で、防犯の目を光らせてほしいです」

《地域で守ろう》
「こどもをまもるいえ」を知っていますか?
「こどもをまもるいえ」は、子どもたちが登下校時などに、「不審者からの声かけ、ちかん、つきまとい行為」などを受け、身の危険を感じたときに避難場所として駆け込み、住民が一時的に保護して警察に通報する制度です。
 
《voice》
太田巧さん
自宅が以前の通学路沿いだったこともあり、「こどもをまもるいえ」の活動に協力しています。子どもたちが少しでも安全に登下校できれば。犯罪の抑止力にもなるので、これからも続けていきたいです。