- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県いなべ市
- 広報紙名 : いなべ市情報誌 Link 2025年7月号(vol.260)
まちで起こった出来事や気になるあの人を紹介します
■泥んこで田植え
《藤原小学校とふじわらこども園》
5月26日(月)、藤原小学校の5年生とふじわらこども園の5歳児が田植えをしました。毎年、5年生が地域学習で田植えをしており、今年は、ふじわらこども園の自然保育の一環として、初めて園児と小学生が合同で田植えをしました。恐る恐るぬかるみに足をいれると、子どもたちからは「冷たーい!」「転びそう!」などの声が。泥の感触にもすぐに慣れて、手際よく植え進めていきました。田んぼの管理をしている伊藤彰将さんは「地域の協力者が多く、子どもたちもスムーズに田植えができました」と話していました。秋に小学生が稲刈りをした後、おにぎりにして味わう予定です。
■春の瑞宝双光章を受章
《30年にわたり社会復帰を支援》
令和7年春の叙勲で、小林正人さんが瑞宝双光章を受章しました。小林さんは、平成6年から保護司として活動し、仮釈放者や執行猶予中の若者らの更生を数多く後押ししてきました。保護司は法務大臣から委嘱された非常勤の国家公務員で、月2回の面談や家庭訪問を通じて立ち直りを支えるボランティア。小林さんは「まず会いに来てくれたら半分成功。相手を人として尊重して接することが何より大切」と話しました。
■春の瑞宝小綬章を受章
《長年にわたる教育の功績が評価されました》
令和7年春の叙勲で、大橋眞さんが瑞宝小綬章を受章しました。大橋さんは、高等学校教員・校長として約40年間、人権教育やインターンシップ教育の充実に尽力。県教育委員会人権・同和教育課長としても施策づくりを担い、西日本各地で講演を行うなど、教育現場の発展に大きく貢献してきました。住職でもある大橋さんは、「生徒や同僚、家族、地域の皆さんのおかげです。今後も周囲に恩返ししていきたい」と話しました。
■みんなでプール掃除
《プールの授業が始まる前に》
6月5日(木)、いなべ市商工会青年部と員弁東小学校の5、6年生がプール掃除をしました。これは、全国の商工会青年部が地域貢献活動をする「絆感謝運動」として、いなべ市商工会青年部が昨年に引き続き、小学校のプール掃除に取り組みました。はじめに、青年部長の出口大介さんから「楽しく、安全に取り組みましょう」と児童たちに伝えた後、みんなでたわしとデッキブラシでプールの壁や床を磨いていきました。キレイになったプールを見て、児童たちは「大変だったけど、プールに入るのが楽しみになった」と笑顔で話していました。
■いなべの歴史探訪を寄贈
《市内の山城や自然の紹介を収めた全5種類》
5月22日(木)、いなべFMから市へ「いなべの歴史探訪」を集録したCDが寄贈されました。同番組は、市民のシビックプライドを育むため、先人たちが残してきた足跡・遺跡の一部を紹介するものです。このCDは、北勢町、員弁町、大安町の図書館で聞くことができます。制作に携わったいなべFMの武藤久夫さんは、「特に小中学生にも聞いてもらい、身近な歴史遺産などに触れる機会にしてもらいたい」と話しました。
■サッカー部へ活動支援
《元プロサッカー選手が支援を担当》
株式会社フジ技研が、今年度から桑名工業高等学校サッカー部への活動支援を始めました。これは、同部出身の新卒社員3人の入社をきっかけとした取り組みで、今後、部活動費や指導の支援を予定しています。指導にあたるのはいなべ市出身の元Jリーガーの和波智広さん。「微力ですが、支援させていただけることを大変うれしく思っています。今しかできない事に精いっぱい努力し、人間力を磨いていただければ」と話してくれました。