- 発行日 :
- 自治体名 : 三重県いなべ市
- 広報紙名 : いなべ市情報誌 Link 2025年9月号(vol.262)
■人と地域をつなぎ、備えを広げる
【いな総放送局】
土曜日12:30~12:55
〈再放送〉
日曜日18:30~18:55
▼若い声を地域へ
〇いなべ総合学園高等学園 2年生 出口希美さん
私が所属する放送部では、3年6人、2年3人、1年3人の計12人で、いなべエフエムで放送する番組を作っています。部室でだいたい週1回のペースで収録し、録音後は不自然な間を削り、音量を整えて提出しています。台本は基本なし。3人1組で1人が進行役を務め、内容は直前に「今日は何を話す?」と決めることが多く、NGワードやワードウルフなど言葉遊びの回は特に盛り上がります。
入部後、「回転寿司で何を食べる?」の回に初めて感想が届き、声が届く実感を持てました。お昼の校内放送や行事の司会で「上手だったよ」と言われたことも励みです。取材で初対面の人に話を聞く経験を通じて、少しずつコミュニケーション力が鍛えられています。将来は人と向き合う場でこの経験を生かしたいです。
ラジオをいつも聴ける環境ではありませんが、高校生が番組を持てること自体が貴重で、地域と関わるきっかけになります。焦らずコツコツ続け、聴きやすい30分を届けていきます。
▽リスナーの声
〇Cafe きら 伊藤文さん
経営する喫茶店には高齢客が多いので、BGMは聴きなじみの曲と市情報が届くいなべエフエムを流しています。有線やスマホ再生も考えましたが、地元密着が決め手です。放送で知った市内情報を常連さんに伝えると会話が広がり、「懐かしい曲が耳に入ってうれしい」との声もいただいています。
〇十社電気商会 相内愛梨さん
社内では地元情報がすぐ届くいなべエフエムを常時流しています。催しや防災情報が仕事や暮らしに直結し、BGMとしても集中しやすいです。「おうち子育て応援!」のトイレトレーニング回で家族の協力を再確認しました。義母とも話題がつながり、ラジオは地域の耳寄り掲示板だと感じています。