健康 特集 食で健康になろう ~私たちの健康は私たちの手で~(1)

「食」は人間にとって生涯にわたり続く基本的な営みで、健康的な生活を送る上でとても重要なことです。栄養の偏りや不規則な食事は、生活習慣病などの原因になります。今回の特集では、食の大切さを伝えるために活動する食生活改善推進員について紹介します。

■食を通じた健康づくりを発信!私たち食生活改善推進員です。
「私たちの健康は私たちの手で」をスローガンに、全国各地でボランティア活動をしている食生活改善推進員の皆さん。「食改さん」や「ヘルスメイト」という愛称で呼ばれ、地域の皆さんに食を通じた健康づくりを広めています。
食生活改善推進員の歴史は長く、誕生は昭和20年代になります。当時の日本は食糧が十分になく、栄養不足で乳幼児の死亡率が高くなるなど問題を抱えていました。そこで、健康生活の知識や技術を学習し、この問題に取り組む意欲的な主婦のグループが誕生しました。その後、全国的にこの活動が広まっていき、現在では約10万人の食改さんが活動しています。
町内には41人の食改さんがいて、東員町食生活改善推進協議会の会員として、定期的に食や健康づくりについて情報共有や勉強をしています。また、地域での活動・交流を通して、食の大切さや調理のポイントなど、家庭でできる健康づくりを伝えています。

■地域に寄り添った活動を!食の大切さや知識を広める。
会員の皆さんは、会員同士で調理を行い、食生活改善の情報共有や勉強会をする「会員伝達講習会」や町内の自治会へ出向き、試食・レシピの配布や栄養バランス・調理のポイントを地域の皆さんへ伝える「健康づくり料理講習会」を開催しています。
その他にも、ひとり暮らしの高齢者へ食事を届ける「愛の一皿運動」や夏休みに親子で一緒に料理をすることで、作ることの楽しさや大変さを通じて食の大切さを伝える「おやこの食育教室」を行っています。

会員同士仲良く、楽しく活動しています!

■夏休みの思い出に! おやこの食育教室
家族や友だちと一緒に「おいしく」食べることについて考えてもらおうと、毎年小学校の夏休みに開催される、おやこの食育教室。子どもたちは親に包丁の使い方や調理の仕方を教えてもらいながら、とても楽しそうに料理を作ります。食改さんもその様子を見守りながら、一生懸命教えてくれます。

■食改さんになるためにはどうしたらいいの?
(1)栄養教室に申し込み
食改さんになるためには「いなべ市・東員町合同栄養教室」の受講が必要です。詳しくは広報とういん7月号に掲載予定です。

(2)栄養教室を受講
「いなべ市・東員町合同栄養教室」は全7日です。原則、全日程の参加が必要です。健康の知識から料理の基本、献立の作成まで、幅広くしっかりと学びます。

(3)東員町食生活改善推
進協議会への登録食改さんとして東員町食生活改善推進協議会へ登録し、会員となります。

活動スタート!