健康 地域包括支援センター通信 Vol.45

■転倒を予防して、健康寿命を延ばそう
高齢者の転倒・転落は、骨折や頭部外傷などの大けがに繋がりやすいです。たとえ怪我が軽症でも、安静にしている期間が長く、その間に体力や筋力が衰えてしまうことも少なくありません。令和4年国民生活基礎調査によると、高齢者の介護が必要になった主な原因のうち「骨折・転倒」が13.9%を占めており、転倒を防ぐことが介護予防のために大切であることが分かります。
高齢者の転倒事故の約6割は、住み慣れた自宅で発生しています。自宅の中で最も転倒が多い場所は、階段や風呂場ではなく、居間・寝室です。敷居やカーペットの縁、電気コードなどの障害物につまずくことが多く、床に置いてある衣類や紙類で滑ることもよくあります。
高齢になると徐々に筋力や身体機能が低下し、バランスを崩しやすくなります。特に運動をしていなければ、70代の人は20代のころに比べて、筋肉量は半分近くまで減ってしまいます。下半身を中心に筋肉を継続的に鍛えて転倒を予防することが、健康寿命を延ばすことにつながります。

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