健康 町長コラム 命にかかわる危険な暑さ、予防の徹底

毎朝のテレビの呼びかけは、命にかかわる危険な暑さに対する注意喚起です。8月5日、群馬県伊勢崎市で国内史上最高の41・8度を記録しました。この現状を、東京大院橋爪真弘(はしづめまさひろ)教授、三重大院立花義裕(たちばなよしひろ)教授は、「気候変動が命を奪っており、熱波のばく露※で年平均1、300名が亡くなっている。自然災害の5・5倍で、大災害のレベルで危機感を持って対応を急ぐべきだ」と語っておられます。特に、体温調節機能が弱い高齢者がエアコンを使用せずに、約70%が室内で亡くなっているといわれています。玉城町の熱中症救急搬送者は、4年前の約3倍になっています。地球温暖化を抑制するための温室効果ガス削減の取組みを強力に進めていくことが必要でありますが、まずは健康や命を守るために積極的に対策をしてください。熱中症は予防できる災害です。
※ばく露…人や生物が化学物質などの有害なものにさらされることを指します。

8月7日町長室にて 辻村修一
※「辻村」の「辻」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。