くらし 地域おこし協力隊活動日誌 vol.94


今年の4月に協力隊の任期を終えるため、今回が私が担当する最後の活動日誌です。
柑橘の振興と柑橘農家としての研修を目的に地域おこし協力隊として活動しましたが、当初は初めてのことばかりでした。右も左もわからない私が苗木を植え、みかんが収穫できるまで育てられたのも紀宝町農業経営者クラブのみなさまのおかげです。本当にありがとうございました。
みかんの樹を育てていく中で実感したのは、樹に手をかけ続けることがとても大事だということです。樹には毎年肥料を与えなければなりません。もし、放棄されて弱りきった樹の生産性を再度向上させるには、数年かかってしまいます。また、1年放棄されると樹勢が弱り、病気に感染する確率は大幅に上がってしまいます。
農地を所有している方で、農業の事業承継がお決まりでなければ、昨年度、町で開始された農地バンクにご登録をお願いします。農地バンクでは、農業をやめる前から事前登録・掲載が無料でできますので、ぜひご利用ください。
任期終了後、私は柑橘農家として新規就農します。私のみかん畑は苗木が多く、みかんの収穫がそれほど多くないこともあり、まだまだ経営面など大変なこともありますが、今後も課題と向き合いながら、柑橘の振興を行っていきますので、どうぞよろしくお願いします。