くらし ペンリレー No.237

◆できることはやってみる‼
置栖 佳奈美 さん(鵜殿)

あのペンリレーが遂に私に回ってきました。私は自分から発信する以外のお話や経験にも、自分にとって意味があると考えており、今回のペンリレーを受けてみました。実際ペンリレーを受けてみて、記事を書くことが大変で毎月当たり前のように続いている凄さを、さっそく感じています(笑)。
私は那智勝浦町で生まれ育ち、新宮市出身の夫との結婚を機に紀宝町に引越してきました。当時は紀宝町に知り合いがおらず、不安しかなかったことを今でも覚えています。
そんな私に3年ほど前、社協から「子育て支援事業でママさん向けにリフレッシュや子育て情報交換の場を作るのに力を貸してくれませんか」と声がかかり、せっかく同じ町で子育てし、子どもつながりで出会うのもご縁だなと感じ、「いいやん!楽しそうやん!」と軽い気持ちで二つ返事をし、友人を巻き込んで活動を始めました。
あれから3年間ほぼ毎月、講師をお招きし、物作りや運動、味噌仕込みなど、さまざまな活動をしてきました。知り合いがおらず不安しかなかったころからは想像もできないくらいたくさんの出会いやご縁に感謝しています。活動を通して感じたことは、好きなことを仕事にしている方が多く、みなさんキラキラしているのが印象的でした。
私は自分で何かを作ることも好きですが、作家さんが作るものに興味があり、家具や服はお気に入りの作家さんにオーダーして作っていただいています。古道具や古家具などレトロな物も好きで、お店巡りをするのも楽しみの一つです。
「好きなものに囲まれて好きなことを仕事にする」そのような夢がひそかにあります。しかし、踏みだす勇気がなかなか持てず、できない理由ばかり並べてきた私に、夫の「やってみやな分からんやん!」という一言で心のもやもやが吹っ切れ、今は家族や友人たちに助けてもらいながら「好き」を詰め込んだ憩いの場所を作っています。

[PROFILE]
おきす かなみ さん
出会いやご縁を大切にしている置栖さん。「今後は、好きを詰め込んだ憩いの場所を作っていきたいです」と話していました。

12月号は神内の山口佳子(やまぐちよしこ)さんです。置栖さんからは、「いつも助けていただき感謝しています。また、楽しいことして遊びましょうね。」