- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県近江八幡市
- 広報紙名 : 広報おうみはちまん 2025年7月号
■私たちの、新たな一歩
健康推進員になるきっかけも、関わり方も十人十色。
3人の推進員に、その始まりと今の思いを聞きました。
◆「歳を重ねても、やれることがあるって嬉(うれ)しいんです」
「最愛の夫を亡くして、しばらくはふさぎ込んでいたんです。でも、このままじゃいけないと思い、少しずつ動き始めました」
大林さんは、レイカディア大学の健康づくりコースを卒業され、健康推進員になりました。
「毎日が本当に充実しています。学べる場所があること、同じ立場の仲間と話し合えることが本当に嬉しいんです」と笑顔を見せてくれました。
『人生100年継続は力なり』をキャッチフレーズに毎日を力強く生きる大林さん。
現在は行事のほか、サークル活動にも積極的に参加しています。活動を続けるうちに、地域の人とのかかわりも増え、情報が得られるように。
「人と人のつながりの大切さを、より感じるようになりました。その中で、年齢を重ねても、自分のことが自分でできるようにしたいですね。健康づくりの実践を、日々健康に感謝して、まだまだ続けていきたいです」
▽大林八重子さん Profile
活動歴:2年目
イチオシ活動:〔なんでもござれ2025OHK〕
今年度から始動したサークルです。初めて劇に挑戦してみました。
◆「『誘われたから始めた』が『続けたい』に変わりました」
「正直、最初は不安の方が大きかったんです。学区の行事予定もよくわからなくて…」と振り返る木村さん。
始めたきっかけは、知り合いの健康推進員さんに声をかけてもらったことでした。緊張の中、初めての役員会に参加すると、みんなが丁寧に教えてくれて、話し合いがスムーズに決まっていき、「ここなら安心して関われそう」と思えたそうです。
活動を続ける中で、講座で学んだ「フレイル予防の大切さ」や「体は食物でできている」という言葉に強く心を動かされたそう。今では自分から地域の行事に参加したり、仲間と一緒に計画を立てたりと活動の幅も広がっています。
「生活にも役立つことばかりで、皆さんに伝えたくなりました」と優しく笑う木村さん。
コロナ禍でなくなってしまいましたが、少人数でちょっと外に出て、人と話をするための場所づくりもしました。
「家に引きこもりがちだと、どうしても人との会話や運動が不足します。少し外にでて、みんなと話しあうことが健康の第一歩になるはずです」
▽木村和子さん Profile
活動歴:2年目
イチオシ活動:〔レンジで簡単からだ想いの料理教室〕
サランラップを使うと洗い物が少なく、簡単に調理ができます!
◆「学区をこえ・世代を超えた交流をしていきたい」
健康推進員として、安土の学区長や市の会長になったこともある丸山さん。健康推進員になって15年がたちました。
「市の会長を務めたとき、県の交流会に出て初めて気づいたんです。うちの市は学区単位での活動が多い。でも、せっかくなら学区の枠を超えて、もっといろんな人と関わることが必要なんじゃないかって」そんな思いから、最近は『交流の場』を広げるイベント作りにも意欲を燃やしています。
丸山さん自身は現在、「OHK野菜シスターズ」というユニークな健康づくりサークルに所属中。野菜の栄養を学べるだけでなく、身体を動かすことでフレイルや認知症予防にもなるといいます。
「踊っている時は、振り付けに必死。でも、みんなで笑いながらやれるのが楽しいんです」
今後は健康推進員だけでなく、子どもたちとも一緒に踊ったり世代を超えた交流の機会も作っていきたいとのこと。
「お祭りマンボやマツケンサンバなどのダンスもあります。サロンにも行かせてもらいますので、気軽にお声がけくださいね」
▽丸山加代美さん Profile
活動歴:16年目
イチオシ活動:〔OHK野菜シスターズ〕
活動範囲を拡大中です!一緒に踊って野菜の魅力を全身で感じてみましょう♪