- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県近江八幡市
- 広報紙名 : 広報おうみはちまん 2025年7月号
■無理せず、つながる。つづける。
健康は、一人ではなかなか作れません。
まずは一歩。
健康推進員とともに「健康づくり」始めてみませんか?
◇地域の中で、続けられる工夫
健康づくりは、頑張りすぎず、自分のペースで続けることが大切です。丸の内自治会では、地域の健康推進員が中心となって、月に1回の活動を続けています。
きっかけは「遠くまで行けない人にも参加してほしい」という声。
高齢で免許を返納したり、長い距離の歩行がつらくなった人も、身近な場所なら無理なく通えます。
この日は、「コグニウォーク」や「指を使った脳トレ」に加え、はちみつと豆腐で作る「豆腐アイス」の紹介と試食も開催。認知症予防やフレイル予防のほか、栄養の話で盛り上がりました。
◇声を出して笑っていい運動になりました
地元の健康推進員さんに声をかけてもらったのがきっかけで、今年で3年目になります。
「普段から一人で歩いているんですけど、みんなと歩けるのは楽しいですね」とにこやかに話してくれました。声を出しながらのコグニウォークには、少し照れもあったそうですが「みんなと一緒なら大丈夫でした」と振り返ります。
脳トレはあまりうまくいかなかったそうですが、講師から「その『できていない』状態が脳には良い」と聞き安心。「失敗も含め、笑いながらできて良かったです」と話してくれました。
これまでには講習会も参加したことがあり、「このままじゃダメかも」と思うようになったそうです。「月に1回だから無理なく続けられるし、これからも続けていきたいです」と前向きな言葉を聞かせてくれました。
◇地域の中にある「健康」のヒント
「この年になっても、やれることがある」「誰かと一緒だから続けられる」―インタビューで聞かれた言葉の一つひとつに、健康推進員として活動してきた皆さんの思いが詰まっていました。
学区の行事や市内での交流、地域に根差した取り組みまで、活動の形はさまざま。最近では、サークル活動も活発に行われ「野菜ダンス」や「劇」も始まりました。
また、移動手段の少ない高齢者にも参加してもらおうと、自治会単位で活動を続けている健康推進員もいます。
運動や食事、会話や笑い。どれもすぐに効果が出るわけではないけれど、仲間と一緒なら楽しみながら続けられる。そんな地域の力が健康寿命を支えています。
年齢や役割に関係なく、できる人が、出来るときに、出来ることを。「健康」は誰か一人の頑張りでつくるものではなく、身近な人とのかかわりや、ちょっとしたきっかけから育まれていくものなのかもしれません。。
◆この日に行われたトレーニングを紹介
○コグニウォーク
息がはずむ程度にウォーキングしながら、簡単な算数の引き算や、連想ゲームにチャレンジ。
・ワンポイント!
足を動かしながら、頭を働かせる。間違えてしまってもご愛嬌。止まらず歩き続けることが重要です。
○手を使った脳トレ
右手と左手が異なる動きになるように、法則に従って手を動かす。リズムに合わせて数種類行う。
・ワンポイント!
できない、失敗することが一番脳に良い刺激になります。
簡単にできるものはトレーニング終了の合図。
■健康推進員養成講座受講生を募集しています
※時間は10:00~15:00で日程により異なります。詳しくは本紙掲載の二次元コードをご覧ください。
対象:原則全日程に参加できる人(補講あり)
受講終了後、活動できる市内在住の人
受講料:無料(調理実習のみ一人200円)
場所:ひまわり館1階ホール
申込方法:本紙掲載の二次元コードから
申込締切:7月22日(火)