- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県草津市
- 広報紙名 : 広報くさつ 令和7年10月号
世界精神保健連盟が、平成4(1992)年より、メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的として、10月10日を「世界メンタルヘルスデー」と定めました。
その後、世界保健機関(WHO)も協賛し、正式な国際デー(国際記念日)とされています。
■こころの病気は、誰でもかかり得る病気です
生涯を通じて4人に1人がこころの病気にかかるともいわれています。こころの病気は特別な人がかかるものではなく、誰でもかかる可能性のある病気です。
◇ストレスの原因
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。こころの病気の予防には、ストレスと上手に付き合うことが重要です。
外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、人間関係がうまくいかないなどの社会的要因があります。
◇自分のストレスサインを知る
ストレスを受けている状態では、下記のようなストレスサインが出ています。時々、自分の状態を観察するようにしましょう。
・気分が沈む、憂うつ
・イライラする、怒りっぽい
・気持ちが落ち着かない
・何度も確かめないと気が済まない
・誰かが自分の悪口を言っている気がする
・なかなか寝つけない、熟睡できない
・何をするのにも元気が出ない
・理由もないのに、不安な気持ちになる
・胸がどきどきする、息苦しい
・周りに誰もいないのに、人の声が聞こえてくる
・何も食べたくない、食事がおいしくない
・夜中に何度も目が覚める
◇セルフケアでこころを健康に
自分のストレスに気付けるようになると、予防や対処が早めにとれるようになります。
■生活習慣はこころの健康にも大切
ストレスと上手に付き合うには、まず毎日の生活習慣を整えることが大切です。バランスの取れた食事や良質な睡眠、適度な運動習慣を維持することが、こころの健康の基礎固めになります。ストレスがたまったときの対策として、日常生活の中で、リラックスできる時間を持つことも大切です。
◇良い睡眠でこころと体も健康に
・忙しくても6時間以上の睡眠を意識しましょう
・寝る前のスマートフォンは避けましょう
・温度や湿度、灯りなど、心地よい空間で眠りましょう
◇お酒とうまく付き合うために
・自身の飲酒の状況を知りましょう
・あらかじめ量を決めて飲酒しましょう
・飲酒前や飲酒中に食事を取りましょう
■困ったときは誰かに話してみよう
話すことで気持ちが楽になったり、自分の中で解決策が見つかったりすることもあります。相談に乗ってもらえたという安心感も、気持ちを落ち着かせるでしょう。友人や家族、同僚、地域や趣味の仲間など、日頃から気軽に話せる人を増やしておきましょう。
市では各種相談窓口を掲載したリーフレットを作成し、配布しています。一人で悩まず、まずは誰かに相談してみましょう。
◎詳しくはこちら
※二次元コードは本紙P.6をご覧ください。
◇SNS相談
・「こころのサポートしが」LINE相談
(毎日16:00~24:00)
LINE公式アカウント「こころのサポートしが」を友だち登録してご利用ください。
◎詳しくはこちら
※二次元コードは本紙P.6をご覧ください。
問合せ:健康増進課(2階)
【電話】561-2323
【FAX】561-0180
