子育て モリヤマジュニアリポーター 守山の「商店街」の魅力を探る(1)

モリヤマジュニアリポーターは守山の魅力について、テーマの検討から現地でのインタビュー、写真撮影、執筆まで行い、小学生リポーター独自の目線で紹介するコーナーです。

今回は、中山道守山宿と重なる、市内でも歴史のあるもりやま中央商店街を歩いて、地域の人の買い物やコミュニティの場になっている「商店街」の魅力を取材しました。

取材する子どもたちにとって「商店街」は未知の世界。商店街とは知らずに道を通っていたようです。商店街という商業集積の名称が生まれたのは戦後ですが、その起源は定かではありません。なぜなら、街道や幹線道路の沿道に店が集まるのは自然発生的なものだからです。
「中央商店街」は中山道守山宿を中心とする、市内でも歴史があるといわれる商店街です。モリヤマジュニアリポーターは、中央商店街で生まれ育ったという堀井美津江(ほりいみつえ)会長から、商店街の今昔や、買い物以外でも立ち寄り声を掛け合う地域コミュニティの拠点になっていることなど、魅力や役割を学びました。
中山道を歩いて、商店街を構成する「朝日屋セトモノ店」「ふくなが肉料理店」「鶴屋吉正(つるやよしまさ)」の3店舗で取材をしました。車社会となって市民の消費傾向が郊外の大型量販店に移って行く中、中央商店街ではウェブサイトの通信販売に力を入れたり、店舗の一部を改装してカフェにしたりと工夫する老舗や、JR守山駅へのアクセスの良さと街並みのたたずまいなどに引かれて店を構えた新しい店舗など15店舗が軒を連ねていますが、どの店も買い物だけでなく、人と人のつきあいや会話を大切にしていました。

◆中央商店街、お店のよさについて
津布工(つぶく)こむぎ
中央商店街のお店について紹介します。まず、中央商店街に加盟しているお店は、老舗(しにせ)や新しいお店も合わせて15店舗で、その中でも一番古くからあるお店は、200年以上続いている、和菓子屋の「鶴屋吉正」さんです。新しいお店は「ふくなが肉料理店」さんです。
次に中央商店街の良いところです。良いところは、買い物だけではない、人と人のつきあいを大切にしているところです。

◆商店街の歴史
後藤夢叶(ごとうゆめか)
商店街の歴史について知っていますか。商店街にはさまざまな歴史があります。例えば、取材した3つのお店のひとつ、「鶴屋吉正」は江戸時代から始まったそうで、商店街の中では一番古いそうです。逆に新しいお店は「ふくなが肉料理店」で、10年前にできたお店です。ちなみに「商店街」という名前がついたのは戦争後なのだそうです。
このように、商店街にはさまざまな歴史があります。

◆歴史ある中山道の商店街
白澤颯己(しらさわりゅうき)
中央商店街は、守山で一番古い商店街で、土地の形は江戸時代から変わっていないそうです。取材前に行った「もりやまいち」は、さらに古く室町時代から続いていて、一度止まってしまったが、復活して30年になるそうです。
商店街の良いところは、人と人のつながりが多いところです。今回中山道を散策(さんさく)して、店主が7代目という歴史があるお店もあり、市民に愛されていることが分かりました。

◆商店街の努力
後藤空叶(ごとうそらか)
皆さんは、商店街の努力を知っていますか。私たちは今回、3店舗(ぽ)を取材しました。
ネットを活用して商品を売ったりお店の広告を作ったりしているお店や、家族などで継(つ)いで、200年以上続けているなど、さまざまな努力をしているお店があります。
このような努力のおかげで、江戸時代から今現在まで、人々が集い、つながることができる場所として古くから愛され続けています。