健康 良い睡眠で、からだもこころも健康に!

【9月1日~30日は「健康増進普及月間」です】
「睡眠」は、全年代の人にとって最も重要な休養活動で、からだとこころの健康のために食事や運動と並んで欠かせないものです。しかし、令和4年度に実施した健康づくりに関する調査では、竜王町の人の約5人に1人が「いつもとっている睡眠で休養が十分にとれていない」※と答えています。
あなたの睡眠はいかがですか?良い睡眠のために、できることから始めてみませんか?
※令和5年2月実施「竜王町健康に関するアンケート調査」の設問「いつもとっている睡眠で、休養が十分とれていると思いますか」に対して「あまりとれていない」「まったくとれていない」と答えた人

■カギは「睡眠時間」と「睡眠休養感」
健康づくりのためには、日常的に適切な睡眠の「量」と「質」を確保することが大切です。

●量…自分にあった適切な睡眠時間
睡眠時間は、長すぎても短すぎても健康に良くありません。必要な睡眠時間は個人差が大きく、また、年代によっても変化します。

▽睡眠時間の目安
〔こども〕
年齢にあった十分な睡眠時間を確保
・1~2歳…11~14時間
・3~5歳…10~13時間
・小学生…9~12時間
・中学生…8~10時間
〔成人〕
6時間以上を目安に十分な睡眠時間を確保

〔高齢者〕
寝床に8時間以上とどまらない

●質…睡眠休養感を大切に
朝、目覚めたときに「ぐっすり寝たな~」と感じる睡眠で休養がとれた感覚(睡眠休養感)は、良い睡眠がとれている目安です。
反対に、「寝た感じがしない」「疲れが残っている」など睡眠休養感が低い場合は、生活習慣や睡眠環境を見直してみましょう。
※睡眠習慣を改善しても睡眠休養感が高まらない場合、不眠症、閉塞性睡眠時無呼吸などの睡眠障害や、うつ病などが隠れている可能性があるので、医師に相談してください。

■毎日を健やかに過ごすための睡眠5原則
(1)適度な長さで休養感のある睡眠を
(2)光・温度・音に配慮した、良い睡眠のための環境づくりを心がける
(3)適度な運動、しっかり朝食、寝る前のリラックスで眠りと目覚めのメリハリを
(4)嗜好品とのつきあい方に気をつけてカフェイン、お酒、たばこは控えめに
(5)眠れない、眠りに不安を覚えたら専門家に相談を

【9月10日~16日は「自殺予防週間」です】
■見逃さないで、「うつ」のサイン
気分の落ち込みや、憂鬱(ゆううつ)な気分といった症状がありませんか。「眠れない(特に早朝に目が覚めてしまう)」など睡眠の問題や、次の項目のうち2つ以上が2週間以上続いていたら、「うつ」のサインかもしれません。

▽CHECK
・毎日の生活に充実感がない
・これまで楽しんでやれていたことが、楽しめなくなった
・以前は楽にできていたことが、今ではおっくうに感じられる
・自分が役に立つ人間だと思えない
・わけもなく疲れたような感じがする

「うつ」かも、と思ったら1人や家族で抱え込まず、かかりつけ医や相談機関にご相談ください。

■あなたの大切な人のため、ゲートキーパーの輪に加わりませんか?
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に気づき、声をかけてあげられる人のことです。特別な研修や資格は必要ありません。誰でもゲートキーパーになることができます。周りで悩んでいる人がいたら、やさしく声をかけてあげてください。声をかけあうことで、不安や悩みを少しでも和らげることができるかもしれません。

▽ゲートキーパーの役割
・変化に気づく
家族や仲間の変化に気づいて声をかける

・じっくりと耳を傾ける
本人の気持ちを尊重し耳を傾ける

・支援先につなげる
早めに専門家に相談するよう促す

・温かく見守る
温かく寄り添いながらじっくりと見守る

■相談機関
▽うつやこころの健康のこと
・竜王町自立支援課(障がい福祉係)(平日 8:30〜17:15)【電話】58-5323
・東近江保健所(平日 8:30〜17:15)【電話】0748-22-1300

▽からだの健康のこと
・竜王町健康推進課(健康づくり係)(平日8:30〜17:15)【電話】58-1006

問合せ:健康推進課 健康づくり係
【電話】58-1006