- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県愛荘町
- 広報紙名 : 広報あいしょう 2025年8月号
■星空かんさつ会
星についての解説と天体望遠鏡による星空観察
日時:8月1日(金)午後7時30分から(午後8時45分頃終了予定)
場所:愛知川図書館中庭
協力:ダイニックアストロパーク天究館友の会・星の会
・雨天や曇天の場合は、館内で解説会を実施します。
・気象警報の発令などにより中止する場合があります。
・どなたでも参加いただけますが、お子さんは保護者と一緒に来場してください。
問合せ:愛知川図書館
【電話】0749-42-4114
■博物館の仕事紹介
「博物木館にはで、依知つ秦氏関く係やる考古・遺物、民木具、歴史で資あそぶ滋賀の木工展」料などの研究資料に係る問い合わせがあるほか、資料を預けたいなどの相談があります。今回はその中でも博物館が預かった資料、特に古文書の整理作業について触れていきます。
▽整理は大変!!
博物館では古文書などの資料をすぐ倉庫(収蔵庫)に入れません。主に(1)掃除、(2)目録、(3)撮影、(4)翻刻の手順で整理を行います。
(1)掃除は、預かった資料に含まれた埃(ほこり)を一つ一つ刷毛(はけ)などで取り除きます。そのまま収蔵すると他の資料に悪影響を与えるためです。
(2)目録とは、簡単に言えば古文書1点1点に名前をつける作業です。作業には「表題(タイトル)」「差出」「宛名」「年代」「形式(冊子、一紙)」「員数(枚数)」「備考」などの項目を記載します。
(3)撮影では、古文書一点一点デジタル撮影を行います。古文書のシワや折れ、光量や角度で資料本来の色と大幅に異ならないよう慎重に行います。
最近では(2)と(3)の作業を逆にし、写真画像から名前付をし、古文書を必要以上に触れず、破損しないように行うやり方もあります。
(4)翻刻は、目録の作業で特に翻刻が必要な資料をくずし字から活字に変換する作業です。
(1)から(4)の工程で時間がかかるのは、(2)目録と(4)翻刻の作業で、古文書特有の「くずし字」の解読技能が必要になるためです。
▽博物館資料整理の頼れる人々!
現在博物館では、(1)と(4)の作業を地域の方々と協力して行っています。
(1)掃除については、預かった膨大な古文書を、ボランティア「民協OBつながり隊」にご協力いただいています。
(4)翻刻については、博物館が主催している史料講読講座の受講者の方にご協力いただき、展覧会や展示に活用しています。
▽最後に
今回は、普段見ることがない博物館作業の一部を紹介させていただきました。
博物館では定期的に古文書教室を開催しております。古文書にぜひ挑戦してみたい方は、一度博物館にお問い合わせをよろしくお願いします。
■博物館展覧会開催中「木でつくる・木であそぶ滋賀の木工展」
開催期間:令和7年6月14日(土)から8月24日(日)まで
会場:歴史文化博物館企画展示室
開館時間:午前10時から午後5時まで(最終受付は午後4時30分まで)
休館日:月曜日・火曜日(ただし祝日の場合は開館)、祝日の翌日
展示解説:7月27日(日)、8月10日(日)午前11時~、午後2時~
入館料:大人300円、子ども150円(町内在住者の方は無料・要観覧券)
■第11回あいしょう絵画展
景色画や人物画など、また技法についても油絵や水墨画など、広く募集し一堂に展示します。どなたでもご来場いただけます。
日時:8月2日(土)から10日(日)各日10:00~16:00(月曜日休館)
※最終日は15:30まで
場所:ハーティーセンター秦荘中ホール
入場料:無料