- 発行日 :
- 自治体名 : 滋賀県多賀町
- 広報紙名 : 広報たが 2025年5月号
令和元年度まで全戸配布していた冊子「まちの予算」は、多賀町ホームページに電子データ版を掲載しています。冊子を希望される方は、総務課までお申し出ください。
総額 98億9,144万円
一般会計 65億1,400万円
特別会計 19億2,746万円
企業会計 14億4,998万円
令和7年度の一般会計当初予算は、65億1,400万円で前年度比9億6,500万円の増額予算となり、引き続き、安心安全なまちづくりに必要な予算を最優先に確保し、「子育て支援、教育の充実」、「防災機能の強化」、「地域の元気づくり」に重点配分するとともに、産業の活性化、福祉サービスの向上、環境対策、DXの推進など、住み良いまちづくりに向けた予算確保に努めました。
◆多賀スマートIC整備事業(上り線)6億9,500万円
(内訳)土砂運搬と土壌改良工など4億円、飛球防護工2億9,500万円
事業費 6億9,500万円
財源(地域活性化事業債) 6億2,550万円
一般財源 6,950万円
※財源となる地域活性化事業債は、返済期間20年の町債(借金)で、後年度以降の元利償還金の30%が国から普通交付税として財政措置されます。また、残額についても、特別交付税が措置されるよう国へ要望しています。
▽事業効果
『産業振興』
多賀スマートインターチェンジの完成後は、高速道路へのアクセスが強化され、物流の円滑化による生産性の向上とともにスマートインターチェンジ周辺地域での企業誘致も期待できます。また、国道8号に集中していた物流経路が分散することにより渋滞緩和への効果についても期待されます。
『観光振興』
近隣の観光地はもとより、県外からの集客も見込めるため、広域的な観光ネットワークの形成が期待できます。
『救急医療活動の強化』
第三次救急医療施設(長浜赤十字病院)へのアクセス時間が短縮され、救急輸送の速達性が向上されます。
▽事業経緯と現況
平成27年6月に敏満寺地先にて多賀SAスマートインターチェンジが準備段階調査個所に選定され、整備効果などの整理をおこない、3年後の平成30年8月に多賀スマートインターチェンジとして事業化が認められ、正式に事業を開始しました。
翌令和元年からは、設計業務や地元説明、工事の準備を進め、令和5年4月に下り線のみではありますが、供用開始することができました。上り線については、令和7年度に6億9,500万円の事業費を見込んでおります。その内容は、財政への負担軽減を目的に国・県の事業から発生する土砂を受入れ、盛土材として活用するための土砂運搬と土壌改良工などに要する費用としての4億円や、公共性の高いスマートインター道路の安心・安全を守り、不測の事態に対応するための飛球防護工に要する費用として2億9,500万円を令和7年度予算に計上しており、早期に供用開始を迎えるため工事を進めております。
▽今後の展望
現在計画されている国道8号バイパス(彦根~東近江)は、多賀町を通過し、湖東地域を南北に縦断する幹線道路として整備され、同時期の事業計画を検討している(仮称)犬上川右岸道路の整備が完了することで、多賀スマートインターチェンジから現道の国道8号までの幹線道路をすべて連結することになります。多賀町は道路交通網の要所として注目され、人・物の流通に対する利便性を活かした発展が期待される地域となります。
◆各会計の予算(単位:万円)
※農業集落排水事業特別会計については、令和6年度から下水道事業会計に統合しました。