健康 やさしい健康講座 第189回

市民の皆さんの健康に関して、今回は亀岡市立病院の内科部長が、専門分野についてお話します。

■胃がん内視鏡検診はじめました
亀岡市の胃がん検診は「胃部X線検査(バリウム検査)」と「胃内視鏡検査」が選べます。令和6年度より亀岡市立病院でも胃がん内視鏡検診をはじめました。
胃がんは、我が国のがんによる死亡原因の上位に位置しており、罹患する人(かかる人)は50歳代から増加します。しかし、胃がんは早期発見すると罹患数に比べ、死亡数が減少するがんです。早期発見・治療で大切な命を守るために、検診を受け、「要精密検査」という結果を受け取った場合には、必ず精密検査を受けるようにしてください。
現在、治療中の疾患や既往症により胃がん検診(「胃内視鏡検査」や「胃部X線検査(バリウム検査)」)が受けられないこともあります。胃がん検診を申し込むかは主治医とご相談ください。また、気になる症状があるときには、検診を待たずに医療機関を受診してください。
胃がんの予防には、禁煙や塩分の取りすぎに注意すること、ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌などが有効です。胃がんの発症を予防し、また、検診で早期発見・治療につとめ健康寿命をのばしましょう。亀岡市の胃がん検診については、亀岡市の「がん検診のおしらせ」をご確認ください。
亀岡市立病院 主任内科部長 上原有紀子(うえはら ゆきこ) 〔専門分野〕消化器病学

下記は、開院20周年記念で作成したマスコットキャラクターです。※詳しくは本紙をご覧ください。
亀岡市観光マスコットキャラクター 明智かめまる(ドクターバージョン)