- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府亀岡市
- 広報紙名 : 広報かめおか 令和7年11月号(第052号)
■一般会計実質収支 10億円の黒字
[歳入歳出差引額 11億1,401万円]-[翌年度へ繰越 5,233万円]=[実質収支額 10億6,168万円]
令和6年度一般会計の決算は歳入歳出とも過去最高額となり、歳入から歳出を差し引いた形式収支が11億1,401万円、このうち翌年度へ繰り越すべき財源5,233万円を除いた実質収支は10億6,168万円の黒字でした。市民の皆さんのおかげで、健全な財政運営ができています。
◆トピック
◇歳入、歳出ともに過去最高額
歳入:478億5,637万円
歳出:467億4,236万円
◇歳入
平成29年度から8年連続で100億円を超える市税収入
◇歳出
保健・医療・福祉などにかかる「民生費」が前年度から13.3%増の178億4,449万円で全体の38.2%を占めている。次に、市民サービスや市政運営にかかる「総務費」が24.7%と続いている。
◇将来負担比率 60.7%
現在抱えている負債の大きさを財政規模に対する割合で表したもの
財政状況の「黄色信号」とされる早期健全化基準350.0%を下回っている
◆お金の出入り(歳入・歳出)
◇歳入 478億5,637万円
市が1年間で集めたお金(税金や国・府からの交付金など)
市税:103億7,880万円(21.7%)
譲与税及び交付金:33億6,699万円(7.0%)
地方交付税:84億6,434万円(17.7%)
国・府支出金:112億5,504万円(23.6%)
市債:26億428万円(5.4%)
分担金及び負担金:1億5,673万円(0.3%)
使用料及び手数料:6億6,599万円(1.4%)
その他:109億6,420万円(22.9%)
◇歳出 467億4,236万円
市が1年間で使ったお金(子育て支援・福祉サービス、道路工事など)
総務費:115億5,653万円(24.7%)
民生費:178億4,449万円(38.2%)
衛生費:34億715万円(7.3%)
農林水産業費:11億3,375万円(2.4%)
土木費:33億1,374万円(7.1%)
消防費:12億5,605万円(2.7%)
教育費:36億2,198万円(7.7%)
公債費:38億2,569万円(8.2%)
その他:7億8,298万円(1.7%)
◆持続可能な財政運営中
普通会計の市の貯金にあたる財政調整基金の積み立てや取り崩しなどを除く実質単年度収支は、4億1,989万円で、6年連続して黒字を維持しています。
・6年連続で黒字を維持
市が将来返さなければならない借金の大きさを表す数字将来負担比率は、基準値350%に対して、亀岡市は60.7%で、これは過去最も良い数値です。
・前年度から4.6ポイント減少
※数値が小さいほど負担が少なく健全(安全)な状態です。
■福祉・社会保障への取り組み
歳出で、前年度と比較して増加額の大きい「民生費」について、昨年度は特に次の施策に力を入れました。
・物価高騰の影響により生活に困窮する世帯への支援
・定額減税補足給付金として、税金軽減の恩恵が少ない人への給付
・保津保育所を移転し、より良い保育環境を整備
■今後の取り組み
亀岡市の財政状況は改善していますが、物価高騰などの課題もあります。
これからも、次の視点で財政運営に取り組み、市民の皆さんと一緒に、“住み続けたいまち”をつくっていきます。
・限られた予算の有効活用
・既存事業の見直しと効率化
・持続可能な財政運営の継続
