- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府京丹後市
- 広報紙名 : 広報京丹後 2025年5月号(第254号)
■この場所で歴史を紡ぐ、つながりを縫い合わせる―
前川京子(まえかわきょうこ)さん
網野町にある古着屋〝18CLOSET(イッパチクローゼット)〝。お店を営むのは、2年半前に京丹後へUターンした前川京子さんです。18歳の時にファッションを学ぶために東京の学校へ進み、卒業後も東京で古着の仕事をしていました。そんな前川さんが地元に帰ってきて、お店を開く場所に選んだのは、もともとは地元中学校の制服などを取り扱う呉服店があった場所でした。
「もともと、この場所にあったマツバラさんというお店の店主さんと、うちの父が幼馴染で。私が地元に帰ってきてすぐのとき、店主さんからお店を閉めるからここで新しい店をやってみないかと声をかけていただいたのがお店を始めるきっかけでした」
そんな前川さんのお店に並ぶ商品は、60年代から80年代の古着を中心にオリジナル商品などさまざま。
「古着はもちろん、洋服のお直し、マツバラさんから引き継いで中学校の制服なども取り扱っています。古着を求めて来てくれる市外の方やお直しを頼んでくれる地元の皆さん。毎日忙しくさせていただいています」と前川さん。「おしゃべりに来てくれるだけでもいい。地元の人と市外の人をつなぐ場所になれば。〝地元に馴染んだ奇抜なお店〝。そんな場所を目指しています」と語ってくれました。