健康 健康コラム(11)

■こころとからだ
普段、身体は自律神経系・内分泌系・免疫系のバランスによって、調節されています。
不安や恐怖に襲われると心臓がドキドキするのは、自律神経のうち交感神経が緊張状態になるからです。
ストレスは日常的にどんな人でも受けるものです。適度なストレスは行動力や判断力が上がるという有益な面もありますが、過度なストレスは、心だけでなく身体の病気も引き起こす可能性があります。
ストレスをどう対処し付き合っていくかを考えることをストレスマネジメントと呼び、その1つに「ストレスコーピング」というものがあります。
ストレスコーピングには大きく分けて3つの方法があります。

▽情動焦点型
ストレスに対する自分自身の感じ方や受け取り方を変える方法です。
(例)上司にミスを指摘されたときにネガティブに捉えすぎず、「指摘によってミスに気づけた」とポジティブに思考を切り替える。

▽問題焦点型
ストレスの原因(ストレッサー)に焦点をあて、原因自体を変化させて解決を図る方法です。
(例)仕事で業務量が多くストレスを感じているときに、周囲に相談し、業務量を調整してもらう。

▽気晴らし型
ストレスを感じてしまった後に、ストレスを身体の外へ追い出したり、発散させる方法です。
(例)運動する、歌を歌う、ペットとふれ合う、誰かと話をする。

自分にあったストレスの対処法を身につけ、心と身体の負担を減らし、日々の生活を過ごしやすくしましょう。

問合せ:国保健康課