- 発行日 :
- 自治体名 : 京都府久御山町
- 広報紙名 : まちの総合情報紙 広報くみやま 令和7年4月1日号 No.1164
2月22日に「まちづくりディスカッションinくみやま」を開催し、25人の参加者が「久御山町をプロモーション」をテーマに話し合いました。
このまちづくりディスカッションの開催は、信貴町長の公約の1つで、今回で11回目の開催となりました。まちづくりディスカッションは、ドイツ発祥のプラーヌンクスツェレを日本風にアレンジした住民参加の手法で、無作為に抽出した住民の中から参加者を募り、多くの住民の皆さんの意見を聴くことで、一緒にまちづくりを推進することを目的に開催しています。
提案内容の一部を紹介します。
▽[1班]マッドマックス久御山
久御山町は車がないと不便ですが、その分、車やバイクの通行が多く、また、バイクの暴走などもあり、治安に不安な面があります。
そこで、久御山町内に走ってもらう場所を提供する「マッドマックス久御山」を実施し、久御山町をプロモーションすればどうでしょうか。
内容は、東一口にラリーコースを作り、期間限定でスポーツ感覚で道路を走行可能にするものです。「東一口(ひがしいもあらい)」というめずらしい地名もPRにつながり、東一口から久御山町を知ってもらうきっかけにもなると思います。
この「マッドマックス久御山」の期間中に、旧車やバイク、愛車の展示コーナーを設置し、お互いに愛車を自慢し合い、交流を深めれば、人と人とつながりも生まれると思います。
▽[2班]まだまだいけるで久御山町
久御山町の良いところとして、ビジネスホテルの開業や、車での利用が便利、大きな企業が多い、自然が豊か、東一口の桜並木・雙さぐり栗神社・流れ橋などロケーションポイントが多い、ラーメン屋などの飲食店が豊富、ホワイトコーン・九条ネギなどの農産物が豊富など、多くの魅力があります。
そこで、「まだまだいけるで久御山町」と題し、久御山町の名産品を擬人化し、「Vチューバー」として活動することでPRにつなげてはどうでしょうか。
企業が多いメリットを生かした「工場見学のツアー」や、景観を生かした「桜並木のツアー」、農産物の魅力を生かした「農業体験ツアー」などを実施し、Vチューバーを使ってPRしていきます。
▽[3班]ネギどろぼう体験
昨年に久御山町でネギの盗難事件が発生しました。それは高品質で美味しいネギがあるという証だと思うので、それを逆手にとって「ネギどろぼう体験」をしてはどうでしょうか。
これは、ネギを実際に収穫するという農業体験で、ネギ取り放題5分間で順位をつけ、ネギどろぼうの順位を付けます。また、収穫したネギを使用したネギ料理を食べてもらいます。レシピは有名シェフに考案してもらい、グランハットで試食すればグランハットのPRにも繋がると思います。
どろぼう体験はテストマーケティングをした方がいいと思うので、その様子を動画に撮ってSNSで発信したり、ショートムービーを住民がつくってYoutubeなどで発信していけば、PRにつながると思います。
▽[4班]万能アプリ
久御山町オリジナルの万能アプリを作ってはどうでしょうか。現在は「脳にいいアプリ」というものがありますが、さらに機能アップし、行政手続きがアプリ内でできたり、子ども食堂の申込、シルバー人材センターへの依頼、オンラインで会議ができたりすれば便利だと思います。商工会のプレミアム商品券の申込も現在はハガキですが、アプリでできれば利用も増えると思います。
また、SNSで町の魅力を発信するとポイントが還元され、そのポイントを水道料金などに使えれば、発信する人も増え、PRに繋がると思います。
「水道料金に使えるポイント」や「野菜を買えるポイント」など、ポイントの種類を設けてポイント付与するような仕組みがあれば、より効果的だと思います。
▽[5班]久御山まるごと食べちゃおう
せっかく美味しい野菜があるのに、町内には食べられるところが少ないことが残念です。そこで、グルメ情報やレストラン、地元野菜の情報を掲載したフリーペーパーを発行してはどうでしょうか。
お店の情報だけでなく、空き家の情報を掲載し、「レストランしませんか?」と新たな出店者を募り、そのお店には久御山野菜を使ってもらいます。久御山町には鉄道がないので、そのレストランで食事をした帰りに使えるタクシーの割引券を付ければ、他市町村の人でも利用しやすくなると思います。住民はSNSで発信したり、取材をして「ここは美味しいですよ」と情報提供すればポイントがもらえるような仕組みをつくれば、PRにつながると思います。
問合せ:総務課