文化 港区今昔物語

■大阪港開港記念日(7/15)の祝祭「みなと祭」
昭和4年(1929)、大阪港の第2次修築工事完成式典の際に当時の近藤博夫港湾部長が「みなと祭」を発案しました。関係者各位の尽力で慶応4年(1868)7月15日に安治川口で大阪港が開港したことを記念して「大阪港開港記念日」が制定され、昭和7年(1932)の同日に大阪市港湾部主催で「第1回みなと祭」が催行されました。特に昭和13(1938)は「開港70年記念」で盛大でしたが、翌年の昭和14年(1939)に日支事変が勃発し、戦争中は余興などが一切中止となりました。戦後にまた復活し、「船のパレード」や「花火大会」などが大人気で大阪港の平和を象徴する祝祭であったといいます。

出典は「大阪港の生い立ち」
監修:陸奥賢さん 観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者