- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府堺市北区
- 広報紙名 : 堺市北区広報紙 2025年4月号
東日本大震災の被災地を慰問して以降これまで6年間、個人で防災の研究を重ね、一人でも多くの方にその大切さを伝えようと活動する北区のジュニア防災リーダー・末包晴大(すえかねはると)さんにお話を伺いました。(末包さんは「北区みんなで防災HP(本紙1面参照)」でも防災の大切さを発信しています)
■被災の悲しみ・苦しみはまだ続いている
小学2年生の時に岩手県大船渡市で被災された方々に接し、家族や大切な人を亡くした方々の悲しくて苦しい気持ちを痛感しました。訪問時、被災から8年経ってもなお残る街や人々の心の傷痕を目の当たりにして、今後災害による傷を最小限にしたいと防災の研究を始めました。
■伝え合うことで大切な命を守ろう
防災の知識を伝えあうことが、それぞれの身を守る行動・助け合いにつながり、一人でも多くの方の大切な命が救われます。そう言う自分も大きな災害の経験がなく、発災時すぐ行動出来るよう、皆さんに伝えられるよう学んでいます。地震・津波はいつ起こるか分かりません。普段から地域の防災訓練に参加したり、家族と話し合ったりして災害に備え、それを周囲に伝えることで防災の輪を広げていきましょう。
■必ず覚えておいてほしい!災害時に命を守る行動
緊急地震速報を聞いたら、すぐ机の下に隠れるなど、とにかく頭をはじめ身を守ってください。海岸線にいる場合は、揺れがおさまったら高台へ移動して(堺市の場合JR阪和線より東側へ)津波から逃げてください。台風や大雨にも注意してください。普段から天気予報を確認し、準備しておくことが大切です。