くらし (特集2)令和7年度(2025)予算が決定

未来への投資と変革
「創る改革」で新たな価値を創造

令和7年度予算が市議会3月定例会で可決されました。

当初予算総額3,693億3,198万6千円(前年度比8.9%増)

うち一般会計2,075億909万4千円(前年度比12.5%増)

■施政方針
私は、市政運営において変化し続けることが、むしろ安定をもたらし、まちの持続性を高めることにつながると考えています。市長として2期目の基本政策完遂に向けて、「未来への投資」と「変革」の一体的な実施により、市政運営の基本理念である「創る改革」を加速させていきます。
令和7年度予算では、まちの発展・成長に向けた投資を持続的に行うべく、市民サービスの質の向上とまちの新たな価値の創造につなげることを基本とした「3つのプロジェクト」と「変革」を一体的に進めます。
3つのプロジェクトの核となる「子育てしやすさNO.1プロジェクト」では、「小1の壁」の解消に向け、仕事も子育ても両立し、保護者が子どもと向き合う時間、子どもたちが安心して過ごせる時間を増やす施策を展開します。また、新たに開所する児童相談所とはぐくみセンターを両輪に子どもとその家庭、子育てをまるごとサポートします。
「快適・賑わい・憩い空間づくりプロジェクト」では、皆さんが暮らし、働き、学ぶ、まちの空間について、快適で、賑わいにあふれ、憩える魅力的な空間として、変化を実感してもらえるよう取り組みを進めます。良好な住環境や交通利便性という地域の強みを活かして豊中ブランドを高めます。
「とよなかエコシステム推進プロジェクト」では、都市の機能や魅力を高めるため、新たな地域や業種に企業立地を拡大します。また、女性や高齢者のさらなる活躍をサポートするための仕組みづくりに取り組みます。この取り組みを通じて、市内における投資拡大・イノベーション創出につなげ、地域経済を活性化させます。
さらに今年は、阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えました。未曽有の災害から得た教訓を忘れず、市民の皆さんとともに災害に強いまちづくりを進めます。
これらの取り組みを戦略的に実行するための土台となるのが「変革」です。既成概念にとらわれない多角的な視点での歳入確保、民間との共創、DXなど「変革」を通して戦略的な投資のための財源を創出するとともに、時代に合わせ、サービスを見直し、生み出す取り組みを進めます。

■子ども・家庭を徹底サポート
安心して子どもを生み育てられる、豊中ならではの環境を実現します
・小1の壁解消、午前7時からの小学校見守り事業の拡充など 1億3,898万6千円
・待機児童解消のための保育施設新設・こども園の増改築など 13億2,853万円
・放課後こどもクラブの拡充 2億7,754万9千円
・児童相談所・一時保護施設の開所 1億7,851万7千円
・「学びの多様化学校」の設置準備 2,176万円
・修学旅行費、副教材費などの無償化 9億5,174万6千円
・小・中学校のトイレ洋式化、エレベーター設置、体育館の空調設備などの整備 77億4,519万8千円
・庄内よつば学園の整備 65億2,490万円
・大阪・関西万博に子どもを無料招待 7,988万3千円

■変化を実感できる空間づくり
公園や駅前、歩道などを快適で賑わいにあふれ、憩える空間にしていきます
・交通利便性の向上 1,659万1千円
・千里中央駅や服部天神駅などの周辺整備 9億3,522万1千円
・南部地域の学校跡地の利活用 2,600万3千円
・曽根駅前に(仮称)中央図書館を整備 1,409万円
・見守りカメラの更新・増設 4,309万9千円
・豊中つばさ公園「ma-zika」の整備 7億7,703万2千円
・地域ニーズなどを踏まえた公園の大改革 1億4,504万8千円

■経済面から都市の魅力と機能を向上
民間の投資・イノベーションを後押しし、地域経済を活性化します
・事業者間のネットワークづくり 1,943万7千円
・新たな子育て支援サービスの創出を支援 1,000万円
・新たな価値を生み出すスタートアップを支援 1,975万円

■大震災を教訓に防災対策を強化
災害に強い、安全・安心なまちづくりを推進します
・トイレトラックの導入や簡易ベッドの整備など、避難所の生活環境の改善(令和7年3月補正を含む) 1億7,750万7千円
・防災DXの推進 3,808万円
・防災行政無線の更新 2億8,040万3千円

問い合わせ:財政課
【電話】6858-2122