くらし くらしの窓口 No.573

■えっ、カードが勝手に解約された?
クレジットカードに関する相談が寄せられました。

◇相談
携帯電話ショップでスマートフォンの機種変更をした際、店員からクレジットカード(以下「カード」という)を作らないかと勧誘された。バーコード決済が使え、ポイントも多くもらえると言われ、カードを申し込んだ。利用代金は銀行口座からの自動引き落としだが、残高不足の時は、後日はがきで送られてくる振込用紙で支払った。ただ、支払期限に間に合わず期限を過ぎて振り込んだこともあった。カード会社から送られてくる振込用紙には「カードの利用を制限している」と書かれていたこともあった。先日、スーパーでカードを使おうとしたが使用できなかったのでカード会社に問い合わせると「そのカードは解約されている」と言われた。自分でカードを解約した覚えはない。

相談者はカードを解約された理由を教えてもらえなかったため、センターからカード会社に問い合わせると、利用代金の支払いに度重なる遅延が発生したため、強制解約になったと分かりました。相談者には、支払い催告の通知も来ており、カード会社が総合的に判断し、解約となったようです。
「クレジット」は消費者の「信用」を元にカード会社に代金を立て替えてもらい、後から払う仕組みです。カード会社の会員規約では支払いが遅れるとカードの利用制限や利用停止が取られ、滞納が一定期間続くと強制解約されます。強制解約されると残債が一括請求され、信用情報機関に事故情報が記載されます。事故情報により新たなカードが作れなかったり、ローンの審査が下りなかったりします。
カードは正しく利用すれば便利な決済手段です。消費者には守らなければならないルールがあるので気を付けましょう。

問合せ:消費生活センター(ステーションNビル3階)
【電話】753・5555