健康 食育特集 今の食生活と将来の健康(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府枚方市
- 広報紙名 : 広報ひらかた 令和7年9月号 No.1345
市では食育を通して、子どもも大人も一人一人が「食」に関する知識と「食」を選択する力を身に付け、健康的な食生活を実践することを目指しています。9月は食生活改善普及運動月間・健康増進普及月間。今月号では食生活のポイントをお伝えします。
■突然ですが 今の食生活を振り返ってみましょう
・朝・昼・夜の3食を欠かさず食べている
・毎食、野菜を食べている
・果物を食べている
・2食以上、主食・主菜・副菜をそろえている
・食塩をとりすぎないように意識している
→全てチェックがつかなかったあなたは食生活を見直した方がいいかも?
■将来の健康は日々の食生活がつくる?
現在の生活習慣は、将来の自らの健康状態や子どもの健康状態に大きな影響を与えます。
食生活の乱れ
・朝食を食べない
・野菜が少ない
・食塩をとりすぎる
↓
やせや肥満
生活習慣病など
↓
要介護状態
健康寿命の短縮
乳幼児期の生活習慣などが大人になってからの健康状態に影響(やせや肥満など)
青年期・壮年期の生活習慣などが自分の子どもや高齢期の健康に影響(やせの場合は低出生体重児の出産や骨粗しょう症、肥満の場合は糖尿病や心疾患のリスクなど)
市民アンケートの結果では、20歳代〜30歳代の若い世代に食生活の乱れなど課題が多いことが明らかに…若いうちから食生活を意識してみましょう。
■食生活で健康を維持するポイント3選
□主食・主菜・副菜をそろえた食事を増やしましょう!
・健康維持に必要な栄養素がバランスよくとれます。
・生活習慣病やがん、高血圧症や動脈硬化症などのリスクが低くなります。
□1日3食食べて適正体重を保ちましょう!
・朝食を抜くと体内のエネルギー代謝に影響し、肥満になりやすいというデータも。
・肥満は生活習慣病、やせは貧血やホルモン異常などそれぞれにリスクがあります。
□野菜・果物を食べ、食塩のとりすぎに気を付けましょう!
・野菜や果物に含まれるカリウムは体内の余分なナトリウム(食塩の成分)を体外に排出する働きがあります。
・食塩のとり過ぎは脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすリスクが高まります。
■食育って、何のため?
市では令和6年3月に「第4次枚方市食育推進計画」を策定し、イベントの実施などを通して、食育に関心のある人や食育活動を実践している人の増加に取り組んでいます。
一人一人が食育に取り組み、健全な食生活を実践することで、健康な状態で暮らすことができる期間「健康寿命」を伸ばすことを目指しています。いつまでもいきいきと生活できるよう、「食」について一度考えてみませんか。
食育には、生涯を通じた健康づくりに関する分野をはじめ、歯と口腔、食の安全、災害時の備え、和食文化の保護・継承、地産地消の促進と環境への配慮など、さまざまな分野が含まれているよ。
枚方市 食育推進キャラクター
葉玉ねぎくん
すももちゃん
※「葉玉ねぎ」や「すもも」は、枚方市の特産物として普及に向けて取り組んでいる農作物です
第4次枚方市食育推進計画 ※二次元コードは本紙参照
■食育ポータルサイトを9月にオープン!
□枚方市食育ポータルサイト「ひらかた食育の環(わ)」
食に関心を持って調べてみたり、自分の食生活を見直してみたり、食育への関わり方はさまざまです。市の幅広い食育に関する取り組みを分かりやすくするため、ポータルサイト「ひらかた食育の環(わ)」を9月にオープン。今年から年間を通じて行う「ひらかた食育カーニバル」の季節ごとの参加型イベント情報や、食育クイズ、レシピ紹介など、自宅でも楽しめるコンテンツもたくさん紹介していますので、ぜひご覧ください!
□秋の食育カーニバルのイベントを一部紹介!
・ファーマーズマルシェ
くずはモールで開催されている「ファーマーズマルシェ」とのコラボイベント。野菜や果物などの販売(右写真上)、枝豆の収穫体験(右写真下)やかぼちゃにお絵描きワークショップなどのほか、市の食育ブースも。
日時など:10月5日(日)午前10時~午後4時、ハピネスパークKUZUHAグラススクエア(樟葉駅前芝生広場)。一部有料。収穫体験は要申し込み(当日空きがあれば参加可)。詳細は特設サイト(本紙コード)参照。
※写真は本紙をご覧ください。
食生活改善のポイントは毎月の広報紙にも!