- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府河内長野市
- 広報紙名 : 広報かわちながの 令和7年9月号
支え合いの現場から
日野地区で支え合い活動開始
日野地区では、住民同士で支え合いの活動を行う「日野寄り添いサポートひのさぽ」の活動が今年5月から始まっています。
ひのさぽでは、ごみ捨てや庭の草刈りなどのちょっとした困りごとのお手伝いをする生活支援と、送迎サービスの移動支援を行っています。利用する人もサポートする人も気兼ねないように、利用者からちょこっとの費用を頂きます。
高向小学校区の中では、それぞれの地域で支え合い活動を検討しています。ひのさぽは、その中で第1号のスタートとなりました。3年ほど前から地域のニーズ調査や課題の洗い出し、メンバーの募集などの準備を進め、今年の4月に試行、5月に本格始動しました。
ひのさぽの向井会長にお話を聞くと、「始動間もないですが、少しずつ依頼が来ています。昔からの知り合いが多いので、より安心して利用できる強みを生かしつつ、研修でサポーターのレベルも上げながら、口コミなどで活動を広めていきたいですね」と意気込んでいました。また、「活動にあたっては担い手集めが重要ですが、年に1回でも、空き時間にサポーター活動をしてもらえればいいです。利用もすればサポートもする、「お互い様」の気持ちで気楽に利用・参加してもらいたい」と話し、気負いすぎずに活動することが、継続するうえで重要なのかもしれません。
今後については、「元々地域のつながりが強かった日野地区でも、世代間のつながりが弱まってきている今、この活動をきっかけに、もしものときに助け合えたら嬉しい」と話していました。
現在、他の地域でも、支え合い活動を始めたいという声が届いています。ゆるやかなつながりが広まっていけば、より暮らしやすい地域になるのでは、と期待が高まります。活動に興味のある方は、ぜひご連絡ください。
問合せ:社会福祉協議会内
【電話】65-0133