くらし 消費生活ワンポイント講座

■わが家の台所は【SDGs】とつながっている
燃えるごみ、どれくらい出していますか?実は、燃えるごみの約4割が「食べ物」と言われています。食べ物は水分を多く含むので、焼却には多くのエネルギーが必要です。さらに、ごみ収集車の人件費、焼却後の処分などには年間2兆円以上の税金が使われています。また、日本は世界一焼却炉の多い国であり、多くのエネルギーを使うことは、地球温暖化を促進する原因となります。
まだ食べられるのに捨てられる日本の食品ロスは年間472万トン。約半分が家庭からの排出です。それに対し、世界の貧しい国への食料支援量は年間480万トン。私たちは支援をしながら、たくさんの購入した食品を捨てていることになります。
では、どうしたら「燃えるごみ」を減らせるでしょうか?
〔対策(1)〕
消費できる範囲で購入すること。すぐに消費するものを購入するときは、「てまえどり」をお願いします。まだ食べられるものは、できるだけ消費するか、フードバンク・フードドライブ・子ども食堂などに寄付することもできます。
〔対策(2)〕
燃えるごみに出す場合はできるだけ水分を切る。
〔対策(3)〕
リサイクルを考える。コンポストなどを利用して生ごみをたい肥に変えることもできます。
消費者庁では毎年「めざせ!食品ロス・ゼロ」川柳コンテストを行っています。昨年度の内閣府特命担当大臣賞は
「フードロス 残していいのは 笑顔だけ」
自分にできる一歩をはじめてみませんか。

消費生活センターでは、食品を含む、製品事故、表示の問題などの相談も受け付けています。購入した商品で、トラブルがあった場合など、消費生活センターにご相談ください。購入する前の表示の疑問点などでもかまいません。

問合せ:柏原市消費生活センター
【電話】072-972-1554
水曜を除く平日の10時30分~16時(要予約)