- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府柏原市
- 広報紙名 : 広報かしわら 令和7年9月号
■ネットで投資を教えてくれる!?投資詐欺にご注意
◇事例(1)
SNSで知り合った人と株の情報をやり取りするようになり、LINE(メッセージアプリ)で株の勉強をしているグループに誘導され、暗号資産を勧められた。アプリでは利益が出たように見えたので、個人口座に振り込み、暗号資産に変換し、半年間にわたり数千万円を投資した。引き出そうとすると、出金のために手数料や高額な税金を請求され、詐欺だと分かった。
◇事例(2)
SNSの動画で「FXで簡単に稼げる」という副業の広告を見た。メッセージに従って登録し、副業をサポートするという業者と電話でやり取りした。お金がないと言うと、消費者金融で借りるよう指示され、150万円を借り入れ、指定された口座に入金した。購入した副業マニュアルを見ても全く分からない。
◇アドバイス
投資詐欺の被害が全国的に増加しています。
「事例(1)」は暗号資産(仮想通貨)の詐欺の例で、利益が出ているように見えたアプリは見せかけのものだった可能性があります。出金のために手数料や税金を請求されても支払ってはいけません。暗号資産交換業者は金融庁・財務局への登録が義務付けられています。登録がない事業者の場合は送金してはいけません。
「事例(2)」はFX自動売買システムを用いた副業で、FX取引はリスクが高い取引です。素性の分からない相手から投資を勧められたり、消費者金融で借金するよう指示された場合は、詐欺的な投資話を疑ってください。
簡単に儲かる話はありません。仕組みを理解できないまま、取引することは危険です。冷静に判断し、不審な場合はきっぱりと断ってください。また、投資の名目でLINEに誘導されたら詐欺を疑いましょう。一人で悩まず、早めに家族や公的機関に相談しましょう。
問合せ:柏原市消費生活センター
【電話】072-972-1554
相談日時…水曜日を除く平日の10時30分~16時(要予約)