- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府柏原市
- 広報紙名 : 広報かしわら 令和7年11月号
■ニセ警察からの電話やメール 柏原市でも高額被害が発生!
大阪府警発表によると1月~6月の特殊詐欺被害額は49億円を超え過去最多。1日の平均被害額は約2700万円でした。本市でも被害者がでており、金銭的な被害だけではなく、個人情報が心配な事例もあります。
事例(1):スマホに末尾0110の着信が入り、警察かと思い電話に出ると、自分の住所と名前を告げられ、「〇〇銀行のあなた名義の銀行口座が犯罪に使われていた」と言われた。その口座は持っていないと伝えると、「個人情報が不正利用され、あなた名義の口座が利用されたのかもしれない。これからビデオ通話で取り調べを行う」と言われた。SNSの登録をさせられ、取り調べ課からビデオ通話でかかってきた。家族構成、名前、年齢、資産状況、利用銀行名などを伝えてしまった。個人情報が心配。
事例(2):警察から電話があり、「あなたに逮捕容疑がかかっている」と言われた。運転免許証の写真を送らされ、逮捕されないために保釈金が必要と言われ、1000万円以上のお金も送った。容疑が晴れ、返金されるはずの保釈金が返金されない。
◇アドバイス
・末尾0110でも警察と信用しないでください。偽の電話番号を表示することもできます。
・警察がビデオ通話で取り調べを行うことはなく、身分証明書を送らせることもありません。
・一度流れた個人情報を消すことはできません。
・身分証明書を送った場合、自分名義でお金を借りられる等の心配があります。信用情報機関へ申出て、お金を借りられないようにする制度があります。
・被害者を増やさないため、警察へ情報提供してください。
電話やメールで焦るような言葉があるときほど詐欺を疑いましょう。大阪府では、「65歳以上の方の通話しながらのATM操作を禁止」を条例で施行しました。心配事があれば、一人で悩まず、周りの人や消費生活センターへ。
問合せ:柏原市消費生活センター
【電話】072-972-1554
相談日時…水曜日を除く平日の10時30分~16時(要予約)
