くらし 【特集】ヤングケアラーを知っていますか?(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 大阪府東大阪市
- 広報紙名 : 東大阪市政だより 令和7年(2025年)3月号
近年、社会的にも問題となっている「ヤングケアラー」。
ヤングケアラーは、家事や家族の世話をすることを当たり前として生活をしています。子どもたちが安心して成長できる環境を整えるためには、周囲の協力が不可欠です。
今回の市政だよりでは、ヤングケアラーについて考えます。
■ヤングケアラーとは
ヤングケアラーとは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども・若者のことで、家庭内での責任が重く、年齢や成長に見合わない役割を果たすことがあります。
ヤングケアラーには、これまで法律上の定義はありませんでしたが、令和6年6月の子ども・若者育成支援推進法の一部改正において家族の介護その他日常生活上の世話を過度に行っていると認められる子ども・若者が、国・地方自治体において支援に努めるべき対象としてヤングケアラーが法律に明記されました。
■令和6年度 府立高校における日常生活アンケート調査結果概要
▼府立高校におけるヤングケアラーの状況
▽回答者約9万人のうち、世話をしている家族がいると回答した生徒の割合
いる
11.0パーセント(府立高校に通う回答した高校生の約9人に1人)
いない
85.2パーセント
無回答
3.8パーセント
▽世話をしている家族がいると回答した生徒のうち、そのことについて相談した経験
ある
10.9パーセント
ない
75.7パーセント
その他・無回答
13.4パーセント
▽世話の頻度
ほぼ毎日
3,613人(36.7パーセント)
週に3~5日
1,991人(20.2パーセント)
週に1~2日
2,189人(22.2パーセント)
1か月に数回
1,342人(13.6パーセント)
その他・無回答
707人(7.1パーセント)
▽世話に費やす時間
7時間以上
131人(1.3パーセント)
3~7時間未満
507人(5.2パーセント)
3時間未満
8,199人(83.3パーセント)
無回答
1,005人(10.2パーセント)
出典:大阪府「ヤングケアラーについて」ウェブサイト
■ヤングケアラーの背景と影響
現代の社会では、家族形態の多様化や格差社会などの社会変動の中でヤングケアラーが増えています。その要因は、核家族化、ひとり親世帯の増加、地域や人のつながりの希薄化、経済的・貧困問題、家族の病気や障害、高齢化社会などさまざまです。
子どもたちが年齢に見合わない責任や負担を負うことで、学校生活、友人関係、進学や就職、健康面に影響がおよぶこともあります。