子育て 《特集》チャフィー中等カレッジの学生らと交流 国境を越えた出会い

■KUMATORI MILDURA チャフィー中等カレッジの学生らと交流 国境を越えた出会い

熊取町は、姉妹都市ミルデューラ市と定期的に青少年を中心とした国際交流を行っています。
昨年の10月は、ミルデューラ市の中学生が熊取町に訪れ、町内の家庭でホームステイを体験し、学生同士の交流を図りました。
今年は、8月9日から17日にかけて、10人の町内の中学生が姉妹都市のミルデューラ市を訪問しました。
現地では、チャフィー中等カレッジから温かい歓迎を受け、現地の学生との交流を深めました。
また、ホームステイ先でも、日本と異なる文化や生活を体験し、充実した生活を過ごすことができました。
過去に、この交流プログラムに参加した多くの学生が刺激を受け、世界に視野を広げながら成長し、活躍しています。
この経験を活かし、本町の通訳・ボランティアとして活躍している方もいます。
来年は、ミルデューラ市の学生が熊取町に訪問し、日本の生活や文化を体験します。
お互いの絆がさらに深まり、これからも交流が続くことを願っています。

○ミルデューラ市って?
位置:オーストラリア南部のビクトリア州北西部
面積:22,330平方キロメートル(熊取町の約1,300倍)
気候:夏季は乾燥、冬季は比較的穏やかな地中海性気候(夏季は12月から2月、冬季は6月から8月、日本と逆)
人口:推定約5万人
特産:ブドウ類(ワイン・生食・干しブドウ用)、柑橘類など
『ミルデューラ』は、先住民族アボリジニの言葉で『乾いた赤い土』が語源。
その壮大な景色や、マーレー川の川沿いに棲む多くの野生動物や恵まれた自然から、観光業も主要な産業のひとつとなっています。

○新鮮で刺激的な経験
生徒リーダー 山本花奈さん
派遣に参加する前は、「ちゃんと英語を喋れるんかな」、「現地の方やホストファミリーと仲良くなれるんかな」など、不安と緊張でいっぱいでした。
しかし、ホストファミリーが温かく迎えてくれ、長時間のフライトの疲れと不安も吹っ飛びました。
印象に残っているのは、音楽の授業で、言葉が分からなくても全員で歌い、ウクレレを弾いたことです。
その瞬間、音楽で一つになれた気がして、とても嬉しかったです。
また、ホストファミリーと行ったレストランで店員の方がフレンドリーに名前などを聞いてくれ、戸惑いましたが、気さくさが心地よかったです。
オーストラリアでの経験は、新鮮で日本では体験出来ないことがたくさんあり、とても刺激的な生活になりました。
この経験を通して、改めて文化の違いや積極的に学ぶことの大切さを知りました。
今回、学んだことや見たことをこれからの学校生活や人生に活かしていきたいです。