くらし 区役所職員は知っている!地元の推しスポット vol.2 北区

神戸には、未知なる魅力がまだまだ眠っています。
知られざる歴史、変わった建物、ご当地グルメ…。
とっておきのスポットを、各区の職員が交代で紹介します。
読んで面白く、行って楽しい、神戸再発見の旅に出発!

■広陵町集会所
◇地域に息づく、万博パビリオン!?
北区で55年前の大阪万博パビリオンに出合えることを知っていますか?1970年(昭和45年)の大阪万博閉幕後、カンボジア館が広陵町に移築され、現在も自治会の集会所として使われているんです。当時の姿が残るパビリオンは、国内で2カ所だけ。高さ12mの三角屋根の外観はそのままに、長年大切に管理されて、地域活動の場となっています。開館中はロビーや庭園を自由に見学できます。
住所:北区広陵町2-28-2

◇推しポイント1 カンボジアの建築様式や石像を身近に
大きな黄色い屋根が存在感を放つこの建物。急な傾斜の屋根は、雨の多いカンボジアで屋根から雨水が入りこむのを防ぐための構造だとか。庭園にはカンボジアの遺跡の石像(レプリカ)があり、大阪万博当時の展示物の一部を見ることができます。

◇推しポイント2 秋の文化祭で、クロスカルチャー
毎年11月3日(祝)の文化祭では、日本とカンボジアの文化交流が続けられています。きれいな芝生の上では地元小学生による「こども茶席」が行われ、館内ではカンボジアや地域の子どもたちの多彩な作品展示も。両国をつなぐ場として愛されています。