くらし 市長随想 しせい惻怛(そくだつ)

■竜王戦の開催
将棋界の最高峰を決定する「第38期竜王戦七番勝負」の第5局が、11月28日から2日間にわたり姫路文学館望景亭で開催されます。藤井聡太竜王と挑戦者の佐々木勇気八段によって、千思万考の上、繰り広げられる熱い対局には、将棋ファンのみならず全国から注目が集まるものと思います。本市では、この好機をとらえ、市民の皆さまに竜王戦や関連イベントをお楽しみいただくとともに、本市が誇る伝統と文化を国内外に発信したいと考えています。
具体的には、11月を「将棋月間」と位置付け、「人間将棋姫路の陣」や子ども将棋大会(市長杯)、竜王戦前夜祭、竜王戦大盤解説会など、まちなかのにぎわい創出に向けたさまざまな催しを行います。
また、会場の姫路文学館望景亭(旧濱本家住宅)は、大正期に建てられた近代和風建築であり、和室などが国登録有形文化財に登録されています。この魅力ある文化・観光資源の新たな活用を進めるとともに、本市ならではのメニューで食の面から対局者を応援する「勝負めしプロジェクト」なども通して、全国に本市の魅力を発信したいと思います。
今後も、「ふるさと・ひめじ」の多彩な魅力を生かしながら、にぎわいと活力あふれるまちづくりを進めてまいります。

姫路市長　清元秀泰

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