- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県豊岡市
- 広報紙名 : 広報とよおか 2025年4月号
都市部から地方への移住を促進する国の制度「地域おこし協力隊」。個性溢れる隊員自らが活動を紹介するシリーズ!
◆vol.47 豊岡演劇祭と地域をつなぐ
鐘築 隼(かねつき はやと)
島根県出身。高校入学を機に演劇と出会い、今では演劇に限らず、幅広い芸術表現の世界に携わる。2023年6月に妻と愛犬とともに豊岡へ移住。趣味はキャンプ。
◇豊岡と私
私が初めて豊岡を訪れたのは、2020年2月下旬でした。関東で仕事をしていた頃からつながりのあった劇団青年団が「江原河畔劇場」に拠点を移すことになり、江原河畔劇場の第一期セルフビルド(自分たちで建物を改修すること)に参加したことがきっかけでした。以後、江原河畔劇場での仕事や豊岡演劇祭のスタッフとして何度も豊岡を訪れ、長いときには1カ月ほど滞在することもありました。繰り返し訪問するうちに「豊岡での生活」を考えるようになり、豊岡演劇祭に関わる地域おこし協力隊への応募を決めました。
出身地の島根と同じような気候で不思議と安心感があり、食べ物もおいしい、何より人が温かい。そんな豊岡がとても大好きです。
◇豊岡演劇祭実行委員会の一員として
私は、豊岡演劇祭実行委員会の一員として協力隊の活動をしています。皆さんは豊岡演劇祭についてどれくらいご存じでしょうか。
毎年9月中旬から下旬にかけて開催され、お芝居やダンス、インスタレーションなど多彩な作品がご覧いただけます。開催期間中は豊岡市だけでなく、但馬地域各地で催しが行われています。昨年は、宝塚市でもサテライト公演を行いました。
普段は芸術作品に触れる機会が少ない方も、年に一度の豊岡演劇祭を楽しんでいただきたいです。開催期間中は、芸術作品にあまり興味のない方でもお祭りのように楽しめるナイトマーケットも催されています。まずは豊岡演劇祭に触れることで、少しずつ芸術や演劇に興味を広げていってほしいと思っています。今後も、地域の皆さんも楽しんでいただけるような演劇祭となるよう尽力していきます。
問合せ:地域づくり課
【電話】21-9096