- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県赤穂市
- 広報紙名 : 広報あこう 2025年5月号
■ICLSコースを実施しました
赤穂市民病院では、3月8日に第2回ICLSコースを開催しました。当日は、院内のインストラクターと、NPO救命おかやまから講師を招へいし、受講生は医師・看護師・セラピスト・放射線技師など、様々な職種12名が参加しました。
心肺停止の救命率は、呼吸停止後2分以内に行うと90%、3分後では75%、4分後では50%と言われています。そして、心肺蘇生法の質や、AED(自動体外式除細動器)の早期使用の有無によっても救命率は異なります。
ICLS(Immediate Cardiac Life Support)コースは、突然の心肺停止に対する最初の10分間のチーム蘇生を習得するためのコースです。同時に、蘇生のスキルだけでなく、実際に居合わせた人や、応援に駆けつけた人々と協力してチーム蘇生ができることをめざしています。
当院では、今後も職員がICLSコースを受講することで、救命処置の知識と技術を身につけ、来院される皆さまや、院外で遭遇した市民の不測の事態に自信を持って対応できる職員を育成し、一人でも多くの生命を救えるよう取り組んでまいります。
また、今後の展望として地域の医療職の人にも積極的にご参加いただき、活動を広めていきたいと考えています。
問合せ:市民病院
【電話】43・3222【FAX】43・0351