くらし みんなで支える国民健康保険

国民健康保険(国保)は、加入者からの保険税と県からの支出金などにより事業を運営しています。高齢化の進展や医療技術の高度化などにより、今後も医療費は高い水準で推移する一方で、保険税収入の大きな伸びは期待できないことから、厳しい財政状況が続く見込みとなっています。

■1人当たりの医療費の状況
国保加入者1人当たりの医療費は、以下のとおり前年度に比べ増加しています。また、本市は医療機関が充実していることなどから、県内市町の平均に比べても高い水準となっています。
・国保1人当たり県内市町平均比較

■年に一度は健康診断を受けましょう
国保加入者の疾病の状況をみますと、生活習慣病である「循環器系の疾患」、「内分泌、栄養及び代謝疾患」が多くなっています。生活習慣病は、自覚症状がないまま進行することが大半であり、いつあなたに忍び寄っているか分かりません。そこで、「健康診断(健診)」の受診が重要となります。また、生活習慣病にかかる1人当たり医療費の状況をみますと、健診を受けている人と健診を受けていない人では、約5.6倍の違いが出ています。
年に一度健康診断を受け、病気の早期発見・早期治療を心がけることで、医療費の削減につながり、保険税の負担増を抑えることにもなります。

■医療機関の適正受診にご協力ください
医療機関を受診するときの一人一人の心構えが、医療費の削減や医療現場における医師やスタッフの負担軽減につながります。皆さまも、医療機関の適正受診にご協力をお願いします。
医療機関を利用するときは、次の点に注意して受診しましょう。
1 かかりつけ医を持ちましょう
日常的な病気の治療や、健康管理のアドバイスをしてくれる「かかりつけ医」を持つことは大切です。気になる症状があれば、まずは「かかりつけ医」を訪ねるようにしましょう。
2 はしご受診はやめましょう
同じ病気で複数の医療機関にかかる「はしご受診」はやめましょう。医療費を増やしてしまうだけでなく、度重なる検査や投薬などにより体にも悪い影響を与えてしまう恐れがあります。
3 時間外受診は控えましょう
休日・夜間診療は割増料金となり、自己負担も大きくなります。受診する際には、平日の診療時間内に受診することができないか、もう一度考えてみましょう。
4 お薬手帳を活用しましょう
薬の飲み合わせによって、副作用が生じる場合があります。受診の際は「お薬手帳」を持参して服用中の薬を医師や薬剤師に伝えましょう。お薬手帳が複数あると、薬の重複をチェックできません。必ず1冊にまとめましょう。
5 薬がたくさん残ったら薬局にまとめて持っていきましょう
飲み忘れなどにより薬がたくさん残ったら、かかりつけの薬局や薬剤師に相談しましょう。再び使える薬については、有効活用して薬代を削減できる場合があります。

問合せ:医療介護課国保年金係
【電話】43・6813【FAX】43・6892