- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県川西市
- 広報紙名 : 広報かわにし milife 令和7年1月号
■謙虚な姿勢を大切に 川西の教育を考える
市教育委員 金子 愛さん
◇子どもの気持ちが分かる人生の先輩として接する
「私は人と接するとき、真っ新な気持ちで相手に敬意を持って対面するよう心掛けています」
そう話すのは、令和6年10月1日から市教育委員に就任した金子愛さん。学びのスペース「セオリア」や市立中学校で勤務するなど、長く教育に携わっています。
「大学で教員免許を取得したことをきっかけに、学童保育やセオリア、中学校で主幹教諭補助として働いていました。子どもの気持ちが分かる人生の先輩として、一人一人の子どものことを知り、その子が少しでも楽しく過ごせる環境づくりをしようと心掛けています」
◇川西の教育を活性化させる一助になるなら
長い間、PTA連合会で活動していた金子さん。活動し始めた頃は、市のPTA活動が任意制になるか否かの過渡期だったそう。そのとき金子さんはコミュニティや学校、PTAなどさまざまな立場の人の話を聞き、携わる人たちの思いを知ったそうです。
「教育委員就任の話を聞いたとき、引き受けるかどうか正直悩みました。ですが、PTA連合会やセオリアでの経験が、川西の教育を良くすることに役立つならと思い引き受けました。家族に背中を押してもらえたことも理由の一つですね」
◇学び続ける姿勢を大切に
教育委員就任時に教育長から言われたことが忘れられないと金子さんは言います。
「教育長からの『学び続けてほしい』という言葉が印象的でした。PTAなどでの活動を通して、たくさんの保護者の思いを聞いてきました。また、さまざまな立場の子どもたちや地域の人たちと交流をしてきました。この経験は大きいと思っています」
でも、それだけでは教育委員として不十分と言います。「経験に頼ることなく、学校や園所に行ったり、関係者と話したりして、新しいことを学び続けることが大切。その上で、行政の考えたことが、本当に川西の教育のためになっているかを常に考え、意見を伝えられたら。現状を知った上で、教育の今後を考えながら、謙虚な姿勢を忘れず活動していきます」
◆教育委員とは
◇活動目的
教育委員会の審議を活性化させるとともに地域の抱える課題を捉え、地方公共団体の長や教育長、事務局とともに、より一層民意を反映した教育を実現すること。
◇選定方法・任期
地方公共団体の長が議会の同意を得て任命。任期は4年で、再任可能です。
◇活動内容
月1~2回の定例会の他、臨時会などを開催。その他、県の教育委員研修会や学校園所の行事などに参加しています。
問合せ:教育総務課
【電話】072-740-1241