- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県川西市
- 広報紙名 : 広報かわにし milife 令和7年2月号
■「デジタル終活」について考える
◇インターネット上での契約
遺された家族が困らないために
事例1:亡くなった夫は生前にネット銀行で口座開設していたようだ。私はインターネットに詳しくないので、どうしていいか分からない。(80歳代 女性)
事例2:3カ月前に父が亡くなった。クレジットカードの明細を見ると毎月980円の引き落としがあり、調べると動画視聴サービスを契約していたことが分かった。解約にはIDとパスワードが必要だと言われたが、スマートフォンのロック解除すらできない。(50歳代 男性)
回答:故人が、インターネット上に保有していた資産データやサブスクリプションなどの契約をデジタル遺品と言います。亡くなった後、インターネット上で契約しているサービスの支払いが残り続けていても家族が気付かなかったり、解約しようと思っても契約内容や契約先、IDやパスワードが分からず解約できなかったりするケースも増えています。
家族のために見える形で残しておく「デジタル終活」の必要性が高まっています。以下の方法を参考にしてください。
(1)パソコン・スマホのパスワードを書いた紙を保管しておく(修正テープでマスキングしておく)
(2)契約中のサービスのID・パスワードを書き出しておく
(3)エンディングノートを活用する
(4)自分が亡くなった後にアカウントにアクセスできる人を決めておく
第三者に知られないよう、適切に管理しながら「デジタル終活」をしておくことで、遺された家族の負担を減らせます。
問合せ:消費生活センター
【電話】072-740-1167