くらし 〔Column〕消費生活センターだより

■ご用心 災害に便乗した悪質商法
◇不安をあおる住宅修理の勧誘に注意

事例1:突然業者がやって来て「屋根が浮いている、無料点検する」と言って屋根に上がった。その後「このままでは雨漏りがする、すぐに修理が必要」と言われ不安になり、契約してしまった。

事例2:台風の後片付けをしていたら、業者が来て「保険を使って無料で雨どい修理ができる」と言った。不審だ。

回答:台風や大雨、地震などの自然災害の発生後は、それに便乗した勧誘が多くなる傾向があります。「今直さないと大変なことになる」などと不安をあおり、契約をせかす手口が見られます。
また、「保険金を使って自己負担なく住宅の修理ができる」「保険の申請手続をサポートする」など、保険での修理をもちかけてくる業者との契約は、ずさんな工事をされるケースや高額なサポート費用を請求されるケースがあります。

◇アドバイス
・災害により被害を受けたら、複数の業者から修理の見積もりを取り検討する
・安心して依頼できる業者についての情報を集めておく
・災害で住宅が損害を受けたら、まずは自分で加入先の保険会社へ連絡し、保険金の支払い対象になるか確認する(保険金の請求は加入者自身で行うことが基本です)
事業者からの訪問や電話で勧誘を受けて契約した場合、クーリング・オフできる可能性があります。困った場合は早めに消費生活センターに相談してください。

問合せ:消費生活センター
【電話】072-740-1167