健康 危険な暑さに注意!
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- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県養父市
- 広報紙名 : 市広報やぶ 2025年6月号(第255号)
近年の気温上昇に伴い、熱中症による救急搬送者数は年々増加しています。危険は生活のあらゆる場面に潜んでいますし、年代問わず誰もが熱中症にかかる危険性があります。
熱中症による救急搬送はやはり7月・8月が多いので、これから本格的な夏を迎える前に知識を身に付けて、予防・対策しましょう!
■熱中症の症状
昨年5月~9月の県内における熱中症による救急搬送人数は4,821人です。そのうち約4割近くの人が住宅で発症しており、特に高齢者が6割を占めています。炎天下にいなければ安心と思いがちですが、屋内でも熱中症対策が必要です。
▽こんな症状があったら、熱中症を疑いましょう
軽症:めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、気分が悪くなる
中等症:頭痛、吐き気、体がだるい
重症:意識障害、けいれん、体が熱い など
「自分で水が飲めない」「呼びかけに対して返事がおかしい」といったときはすぐに救急車を呼びましょう。
■予防策をとりましょう
高齢者、乳幼児の方は熱中症にかかりやすいため、特に注意が必要です。
▽高齢者の特徴
・温湿度に対する感覚が弱くなる
・汗をかきにくい
▽乳幼児の特徴
・体温調整機能が未熟
・地面の照り返しにより、高い温度にさらされやすい
1.暑さを避けましょう
・エアコンなどで温度をこまめに調節
・遮光カーテン、すだれなどの活用
・外出時には日傘や帽子を着用
・保冷剤や氷、タオルなどで体を冷やす
2.こまめに水分補給しましょう
・室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じていない時でも、こまめに水分補給しましょう
健康医療課では熱中症対策を強化するため、警戒アラートやクーリングシェルター等様々な対策を行っています。詳しくは市HPをご覧ください。
■熱中症予防情報
健康に係る重大な被害発生の恐れがある場合、熱中症特別警戒情報が発表されます。発表された時は、防災行政告知システムでお知らせします。
《発表基準》
▽熱中症警戒アラート
府県予報区等内において、いずれかの暑さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数が33に達すると予測される場合
▽熱中症特別警戒アラート
都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数が35に達すると予測される場合
※暑さ指数(1)湿度、(2)日射・輻射など周辺の熱環境(3)気温の3つを取り入れた指標。
「熱中症警戒アラート」は環境省のLINE公式アカウントで確認することができます。
問合わせ:環境推進課
【電話】079-664-2033
■養父市内での実態!
市内では農作業やお墓参りなどで発症した実例があります。部活動やお仕事で外にいることが多い方は十分に注意が必要です。
また、屋外でかかるイメージが強いですが、市内では「屋内」で熱中症にかかるケースの方が多くなっています。室内だからと安心せず、エアコンの利用など適切な対応をしましょう。
▽保健師からのアドバイス!
健康医療課・保健師
長島さん
外で活動するときは早朝や夕方に行うなど、暑い時間を避けましょう。無理をせずこまめな休憩と水分補給、塩分補給も大切です。
また、帽子や送風機、保冷剤など熱中症予防アイテムも活用しましょう。予防と対策をしながら暑い夏を乗り切りましょう!
■クーリングシェルター
熱中症特別警戒アラートが発表された場合、下記施設を「指定暑熱避難施設」として開放します。暑さをしのぎ、涼んでいただく場所としてご利用ください。
(※1)日曜日は午後5時まで
(※2)日・月曜日は午後5時15分まで
問合わせ:健康医療課
【電話】079-662-3167