- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県丹波市
- 広報紙名 : 広報たんば 2025年1月号
こどもと向き合う日々は、思うようにいかないことが大半で、そのストレスから不適切な子育てをしてしまうこともあります。不適切な子育ての典型的なものが虐待で、近年全国的にこどもへの虐待が増え続けています。
虐待は、こどもの健やかな発育・発達を損なうだけでなく、こどもの心身にたいへん深刻な影響を及ぼすことが分かっています。怒りに任せて長々と叱りつけること、他のこどもと比べること、こどもが見ている前で夫婦喧嘩をすること、家に幼いこどもを残したまま外出することなども虐待になります。
■養育者が健康でゆとりがあること
養育者が健康で、心にゆとりがあると、こどもにもゆったりと接することができるので、こどもの心身が健やかに育ちやすくなります。養育者の心身が疲れてしまうと、相手がこどもに限らず、できないことばかりに目がいってしまい、否定的になったり、批判的になったりします。小さなことでもできたことに目を向けることが大切です。「~してくれてありがとう」「~してくれたんだね」と具体的に気持ちを伝えることや、できて当たり前ではなく継続的に褒めたり認めたりすることが、自分と相手の関係をさらによくする一歩になります。
■家族と笑顔で過ごすために
家族と笑顔で過ごすためには、養育者が疲れ切ってしまわないように、日頃から気を付けることが大切です。一人で抱え込まず、身近な誰かに話を聞いてもらい、自分自身のできていることにも目を向けるなど、少し視点を変えることで、心にゆとりが生まれやすくなります。また、休息をとるように心がけ、家族も自分もできているところに目を向けることを心掛けて、家族みんなが笑顔で過ごせるように意識できるとよいですね。
少しでも困ったことがあれば、子育て世代包括支援センター(【電話】88-5750)、または家庭児童相談室・ヤングケアラー相談窓口(【電話】88-5271)まで相談ください。
問合せ:健康課(健康センターミルネ内)
【電話】88-5750