- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県宍粟市
- 広報紙名 : 広報しそう 2025年3月号(240号)
新病院の最新の将来見通しは、前月号でお知らせしたところですが、「事業収支シミュレーションにかかわる兵庫県との直近の協議状況が反映できていない点が一部ありますので、今後あらためてお知らせする予定です」としていましたので、今月号広報でお知らせします。
兵庫県とは開院後10年間の単年度資金収支が黒字となるよう協議を重ねていました。一般会計から病院事業特別会計への繰出額を、国の繰出基準に基づき精査を行い、令和15年度以降の繰出額を見直しました。
■事業収支の状況は?
繰出額を精査した内容で試算した結果、開院後10年間の事業収支は下表のとおりです。開院後10年間の純損益Aの合計は、前月が約26.4億円の赤字でしたが、今回の試算では約22.4億円の赤字となる見込みです。また、開院後10年間の単年度資金収支Eの合計は、前月が約3.9億円の赤字でしたが、繰出額の見直しに伴い、今回の試算では約0.1億円の黒字となる見込みです。
◇表 単年度資金収支と現金預金残高の推移
※( )内は前月の試算額、( )がない箇所は前月と同額
単位:百万円
■新病院の経営への影響は?
新病院の経営は、開院10年後の令和19年度末時点では、現金預金を約12.8億円保有する見込みで、新病院の経営に支障が生じることはありませんが、新病院の開院に向けて現金預金が少しでも増えるよう経営努力を続けていきます。