- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県宍粟市
- 広報紙名 : 広報しそう 2025年6月号(243号)
■危険業務従事者叙勲 山崎町の小田さん、一宮町の福田さんが受章
○消防功労 瑞宝単光章
元西はりま消防組合 消防司令長 小田勇(おだいさむ)さん(山崎町)
昭和53年に旧宍粟広域消防事務組合消防本部に入庁し、42年間職務を全う。消防無線のデジタル化や警防などに尽力
○消防功労 瑞宝単光章
元西はりま消防組合 消防司令長 福田賢二(ふくだけんじ)さん(一宮町)
昭和53年に旧宍粟広域消防事務組合消防本部に入庁し、42年間職務を全う。火災現場の指揮や業務体制の整備などに尽力
■千種高校3年生2人が万博でプレゼン「つながりの大切さを伝える」
千種高校3年の磯崎安里沙(ありさ・本紙写真右)さんと春名舞花(まいか・本紙写真左)さんが7月31日、大阪・関西万博で開かれる「三菱みらい育成財団高校生MIRAI万博」でプレゼンテーションを行います。同イベントは全国から約350校が応募。二人は書類選考やオンライン選考会を通過し、上位20校に選ばれました。オンライン審査のプレゼン時には要点を伝えることを意識したという二人。本番に向けて磯崎さんは「千種町のことを発表し、世界につながりの大切さを伝える」と意気込み、春名さんは「ほかの参加者とも交流して、新たな価値観に出会いたい」と話しました。
■特殊詐欺を防いだ郵便局員2人に感謝状
宍粟警察署は特殊詐欺の被害を未然に防いだ山崎鹿沢郵便局の前野多恵子局長と小原正也さんに感謝状を贈りました。市内の高齢女性が4月2日、同郵便局を訪れ「市役所から還付金の手続きをするように言われATMへ来たが相手に電話が繋がらない」と困っているところに、異変を察知した小原さんが声をかけ、前野局長に相談。前野局長は詐欺の疑いがあると判断し警察に通報しました。駆けつけた警察官が状況を確認し、詐欺被害を未然に防ぎました。前野局長は「少しでも不安なことがあれば遠慮せず窓口へ相談してほしい」と話し、小原さんは「詐欺の被害にあう人が一人でも減ることを願っている」と語りました。
■はりま一宮小生が茶摘み体験
はりま一宮小学校の児童らが5月13日、同校で茶摘み体験をしました。児童らは一枚一枚丁寧に「これかな」「とれた」と口にしながら茶葉を収穫しました。収穫後は、茶葉を「煎る・揉む・乾燥させる」工程にも挑戦。初めて製茶を体験した児童は「いい葉っぱを選ぶのが難しかった。完成したお茶が楽しみ」と笑顔でした。できあがったお茶は児童たちが学校で飲むお茶として提供される予定です。
■千種小中高で田植え
千種小・中学校と千種高校の児童生徒らが5月23日、田植えを体験しました。今年で8年目を迎えるこの取り組み。米づくりを通して地域愛と誇りを育み、食育の推進と地域の活性化につなげることが目的です。生徒たちは泥に足を取られながら苗を植えていきました。同中9年生の小畠結菜さんは「泥の中で歩くのが難しかったけど、収穫が楽しみ」と笑顔でした。
■教育委員 柴山さんと平田さんが就任
令和7年6月議会で承認を得て、市教育委員会教育委員に柴山佑太さん(一宮町)、平田恵子さん(千種町)が就任されました。二人は毎月開催される教育委員会で教育行政の基本方針や重要施策などについて審議し、決定します。任期は4年間です。
■マフボランティアが総合病院に認知症マフを寄付「患者さんに笑顔になってもらいたい」
市内でマフを手作りするマフボランティアが5月21日、宍粟総合病院に認知症マフを寄付しました。マフは手を入れて使用する筒形のニット小物で、認知症患者の不安を和らげる効果が期待できます。地域包括支援センターや社会福祉協議会と協力し、認知症マフを作製。使用する人のことを考え、手触りやデザインにこだわったと話します。贈呈式で同病院の佐竹信祐院長は「認知症で苦しんでいる患者さんのために、いただいたマフを活用していく」と感謝を述べ、寄付したメンバーの秋山つや子さんは「患者さんが明るい気分になり、笑顔になってもらいたい」と話しました。