くらし 消防最前線 233

■秋季全国火災予防運動
2025年度全国統一防火標語
「急ぐ日も 足止め火を止め 準備よし」
11月9日(日)から15日(土)までの1週間、全国一斉に「秋季火災予防運動」が実施されます。この機会に住宅火災からいのちを守るための対策をご確認ください。

◆住宅防火
《いのちを守る10のポイント》
●出火防止
□寝たばこは絶対にしない、させない。
□ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。
□コンロを使うときは火のそばを離れない。
□コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。
□火災の発生を防ぐために、ストーブやコンロ等は安全装置の付いた機器を使用する。

●早期覚知対策
□住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。

●延焼拡大防止
□火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類およびカーテンは、防炎品を使用する。

●初期・早期消火対策
□火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく。

●早期避難
□お年寄りや身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。

●近隣との協力体制を構築
□防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う。

■「未来の防火救命リーダー誕生!」
「未来の防火救命リーダー育成講座」を8月18日(月)、19日(火)の2日間、西はりま消防組合管内在住、または在学の高校生、専門学校生、大学生を対象に開講しました。

◆訓練の様子
避難所設営シミュレーション訓練を危機管理課と共に、HUGというゲーム方式で行いました。カードに書かれた避難者を避難所がどのように受け入れるか受講生が検討し、避難所運営の困難さを実感しました。
また、放水訓練、ロープ結索・応急手当訓練、土のう作製訓練、瓦礫救出訓練など実戦形式の訓練の体験も実施しました。
最後に職員との座談会では受講生の多くが消防士を目指しており、「地元の役に立ちたい」と発言があった中で、職員の消防士となった理由や現場体験の話を受講生も興味深く聞き入っていました。今回参加した14名の受講生は、学校や学年、住む地域も異なる中で、共に学び、共に汗をかき、絆を深めました。
受講生が将来、今回の経験を糧に地域や社会で防火や救命のリーダーとして活躍することに期待します。

■2025年1月1日からの市内の災害状況
9月20日現在
火災:17件
救急:3,117件
救助:51件

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問合せ:西はりま消防組合たつの消防署
【電話】63・3511