健康 公立神崎総合病院のコーナー

■整形外科の専門医が着任されました
整形外科医員 牟田口 由紀子(むたぐち ゆきこ)
2025年4月に着任しました整形外科医の牟田口由紀子と申します。兵庫県出身です。神河町の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
全国的に高齢化が進み、骨粗鬆症にかかる人の割合も増加傾向にあります。骨粗鬆症になると簡単な転倒で骨折してしまい、骨折の種類によっては入院・手術とその後のリハビリが必要となり、本人とその家族に大きな負担がかかります。
そのような骨折を予防するためには骨密度を上昇させることが重要であり、家でできる予防方法として、『熱中症などに気をつけながら1日30分程度日光を浴びること、散歩などの適度な運動で骨に負荷をかけること、カルシウムやビタミンDを食事から摂取すること』が挙げられます。食事においては牛乳や小魚をはじめ、キノコ類や大豆製品、海藻類、納豆、緑黄色野菜等を食べることが効果的です。特に閉経後の女性は女性ホルモンの変化から骨密度が低下しやすいので、
注意が必要です。
当院では骨折の治療のみならず、予防にも力をいれています。骨密度が気になる方は、骨密度検査と血液検査を行うことで状態を明らかにし、相談の上、投薬治療も始めることもできますので、お気軽にご相談ください。

【電話】32-1331