くらし 上郡町合併70周年記念式典・講演会を開催

4月19日土曜日に、生涯学習支援センターで上郡町合併70周年記念式典・講演会が開催されました。当日は初夏のような陽気の中、各市町の首長や関係各所の代表者などを含め、約240人の皆さまにお越しいただきました。式典では、長年、町の発展に尽力された方や70周年記念ロゴマークを作成した居関孝男(いせきたかお)さんへの表彰を行いました。

■感謝状贈呈者一覧
・行政功労…9名
・自治功労…8名
・社会福祉功労…24名
・教育功労…55名
・地域安全・消防功労…24名
・産業功労…8名

■特別功労贈呈者
▽西山克子(上郡)
昭和58年に「上郡町ジュニアソフトテニスクラブ」を創設して以来、選手育成の第一人者として、地元での児童ソフトテニス選手の育成に尽力し、全国大会に出場する選手を数多く輩出。
また、選手の育成に加え、上郡町体育協会(現スポーツ協会)、兵庫県小学生ソフトテニス連盟、近畿同連盟、西日本同連盟において要職を歴任するなど、多くのスポーツ組織運営に貢献している。

▽赤松手づくり鎧かぶとの会
長年にわたり、手づくり鎧かぶとの製作や町内外の各種イベントへの参加を通し、上郡町や落ちない城・白旗城の魅力を広く発信し、地域おこしに貢献。
また、手づくり鎧かぶとは上郡町のふるさと納税の返礼品になっているほか、「赤松手づくり鎧かぶと教室と手作り甲冑着付け体験」は、大阪関西万博における「ひょうごフィールドパビリオン」に認定されている。

▽薮本陽輔(出身地…落地)
長年にわたりアニメーターとして活躍し、「デジモン」シリーズや、「ゲゲゲの鬼太郎」など、主に子ども向けアニメの作画を担当。
2011年、郷土の偉人・大鳥圭介を題材とした漫画をアニメ化した「けいすけじゃ」では監督を務めた。また2023年、赤松円心・大鳥圭介・大鳥みちのリアルキャラクターの作成にあたっては、キャラクターのデザインを手掛け、上郡町の魅力発信と文化向上に多大な貢献をしている。

▽鞍居地区ふるさと村づくり協議会
2012年の鞍居小学校・幼稚園の閉校、金出地ダムの建設再開などをきっかけに「ふるさと復活大作戦」を推進するため、鞍居地区連合自治会を母体として2014年に活動を開始。
以来、上郡町の特産品である無農薬栽培のモロヘイヤとその加工品の生産・販売や、「金出地ダム」「自然植物公園」を中心としたエリアの整備・イベント実施などの活動を行い、本町の魅力発信や地域おこしに多大な貢献をしている。

■合併70周年記念公式ロゴマーク最優秀賞
▽居関孝男(京都市)ロゴマークのデザイン(本紙表紙参照)
「70」を繋ぎ合わせ、「つなげよう未来へ」、その「0」で「水の郷」と千種川をイメージし、町章を配することで上郡町を強くアピール。そして上部にテーマを入れることで、一体感が感じられるデザインとなっている。

■記念講演会を開催
ラジオパーソナリティの谷五郎さんと、上郡町地域おこし協力隊との対談・トークセッションによる講演会を行いました。
「未来につながるまちづくり」と題して、地域おこし協力隊の4人(岡部強志隊員、中川由香隊員、阪上桂子隊員、堀越まい隊員)が、活動する中で抱いた上郡町に対する思いや、将来の展望について、熱く議論を交わしました。