くらし 大災害に備えて 上郡町に新たな防災拠点を整備

大災害に備えて 上郡町に新たな防災拠点を整備
~B and G財団から3年間で総額5,900万円の支援が決定~

8月25日(月)B and G財団による「防災拠点の設置および災害時相互支援体制構築」事業の本町への決定書授与式が上郡町役場で行われました。

この事業は、本町が災害発生時に必要な防災資材の配備や災害現場で役立つ研修などにかかる費用について、B and G財団から支援を受けるとともに、周辺自治体との災害時相互応援などの体制づくりを推進するものです。
本町には、令和7年度から令和9年度までの3年間で総額5,900万円の支援が決定しました。

決定書授与式では、B and G財団の朝日田常務理事から梅田町長に決定書が手渡されました。朝日田常務理事は同財団の取組みなどについて説明し、「この事業は迅速で効果的な災害復興に資することが目的。有事の際はもちろん、平時の際も適切な管理のもと随時活用をお願いします。また、重機を扱える人材の育成、災害支援にご理解とご協力をいただきたい」と決定書を授与。梅田町長は「B and G財団様からの支援に心より感謝します。「防災拠点の設置」は、地域住民にとって、いざという時の重要拠点となることを確信しております。また「防災拠点」としての役割をしっかりと認識し、今後も、B and G財団様や消防署など各種機関と連携を密にし、上郡町や周辺自治体の皆様の安全・安心な暮らしを守るため、最大限の努力を尽くします」と述べました。

■事業概要
(1)防災拠点の整備
災害発生時の緊急対応や避難所運営に必要な機材配備および防災倉庫の設置

(2)人材育成
重機の操作研修など人材育成研修などの実施

(3)災害相互支援体制の構築
災害発生時に防災拠点に整備した機材や研修受講者による迅速な支援を行うため、周辺自治体を含めた災害時相互支援体制の構築

■支援内容
(1)防災拠点の整備
支援金額:5,000万円
主な配備機材:油圧ショベル(現物支給)、スライドダンプ(現物支給)、防災倉庫、救助艇、エアテント、避難所間仕切りテント、ポータブル蓄電器ほか

(2)人材育成
支援金額:300万円(3年間総額900万円)
小型車両系建設機械運転業務に係る特別教育、救助艇を活用した救助訓練、配備機材の重機操作研修、避難所リーダー育成研修ほか

■B and G財団のこれまでの取り組み
B and G財団は、被災地の復旧作業や避難所開設訓練など地域住民への防災教育を推進しており、本事業では、全国各地に防災拠点を設置し、すべての拠点に統一の油圧ショベルカーやダンプを配備することで、研修を受けた担当者がいずれの拠点でも迅速に災害支援活動が実施できる仕組みづくりを進めています。
なお、本事業は令和3年度から開始し、これまでに全国69市町村に防災拠点を設置しています。令和7年度は第四期として、新たに15市町への設置を決定しており、兵庫県では南あわじ市、養父市に続いて、3ヵ所目の設置となります。

問合せ:住民課消防防災係
【電話】52-1115