- 発行日 :
- 自治体名 : 兵庫県佐用町
- 広報紙名 : 広報さよう 令和6年11月号
◆都会よりプライベートが充実
「最後は必ず佐用で仕事がしたいと思っていたんです」と語る飛岡浩朴(ひろなお)さん。昨年帰郷し、安川集落でドローンを活用した農林業支援を行う「(株)エアーアシストジャパン」に就職しました。
高校卒業後、「テレビを通じて多くの人を幸せにしたい」と専門学校で学び、カメラマンを目指して東京の映像制作会社に就職した飛岡さん。アシスタントとして修行を積んだ後、主に地上波のバラエティ番組のロケ撮影を担当し、全国を飛び回る日々を過ごしました。
それでも、「自分が育った佐用町で働きたい」という思いはずっと持ち続けていたそうです。そんな中、同級生の椿祐樹さん(安川)から「一緒に仕事をしないか」と誘われ、飛岡さんはU ターンを決意。地元で新たな挑戦をスタートさせました。
現在、飛岡さんは、ドローンを用いた農薬散布のほか、災害時の人命探索やドローン購入者のサポートを担当しています。夏場の作業は炎天下で大変ですが、かつて重いビデオカメラを担いでいた経験があるため、特に問題には感じないそうです。朝が早いのは少し苦手ながらも、慣れ親しんだ地元で働く喜びを感じながら、毎日を過ごしています。
「東京でも友だちはできましたが、地元の友だちの方が深い関係なので、プライベートが充実しています」と語る飛岡さん。念願だった『佐用での就職』を果たし、「ドローンには多くの可能性があり、これまでの動画制作の経験を活かして、ドローンの普及に貢献し、多くの人の生活をサポートしたい」と、今後の抱負を語りました。