くらし (column)地域包括支援センターだより

◆『地域のちから』で助け合い
「福祉の知識がないから、手助けしたいけれどできない」。そんな声をよく耳にします。では、支援を必要としている人は、どのようなことを望んでいるのでしょうか。福祉サービスについて知りたい人もいるでしょう。その場合は、行政や専門のサービス機関が対応できます。
一方で、“今日も電気がついているな”“元気に散歩しているな”といった日常の様子に気づいたり、「ゴミが重そうだから手伝おうか」と声をかけたりすることは、サービス機関には難しいことです。地域で暮らしている人だからこそ、気づけることがたくさんあります。こうした小さな気配りは、災害時にも大きな力となるでしょう。
『特別なこと』をするだけが支援ではありません。道で会ったときに挨拶を交わし、相手の体調を気遣うことも支え合いです。無理なく続けられることをしながら、ときにはイベントも一緒楽しめるそんな温かい地域になっていけるといいですね。

問い合わせ:地域包括支援センター
【電話】82-2079