くらし (同志社大学生が佐用町のクラフトビールを開発)いちごと栗と、星空と

同志社大学の学生が、佐用町の特産品を使ったクラフトビールづくりに挑戦しました。佐用町産のいちごと栗を使い、ラベルは星空をイメージしてデザイン。学生の発想と地域の魅力が詰まった一杯が、誕生しました。

同志社大学の学生が、地域の実情を学び、価値を創造する学びの一環として、町若者グループ活動応援事業を活用し、佐用町の特産品を使ったクラフトビールづくりに挑戦しました。
今年3月、3日間にわたって町を訪れ、道の駅や農家などを巡りながら、現場で働く人の声に耳を傾け、商品開発のヒントとなる佐用町の魅力を探りました。
調査を終えた学生たちは3チームに分かれて企画を練り、提案を出し合った結果、「光月いちご園のいちご」と「江川産の栗」を使う案が採用されました。
その後、姫路市のクラフトビール醸造所「イーグレブルワリー」の協力を得て仕込みから体験し、9月21日には缶詰めしたビールに自らデザインしたラベルを貼って完成させました。
商品名は、佐用町の風土と星空にちなんで『宙ノ実(ソラノミノリ)』。いちごの甘酸っぱさと栗のまろやかさが調和し、まるで「いちごモンブラン」を思わせる優しい味わいに仕上がりました。
9月下旬に三宮でPRを行うと、ネット販売分は即完売。好評を受け、再醸造が決まりました。同大学の庄林夏希さんは「佐用町の星空の下で飲みたくなるような味に仕上がりました。『宙ノ実』を通して、私たちが感じた佐用町の魅力を、実際に訪れて体感してもらえたら」と、手にしたビールを見つめました。

◆『宙ノ実』Instagram 開設
佐用町の魅力や販売予定を発信します
※二次元コードは本紙をご覧ください。